LIFULLは、世界的なプロダクト分析プラットフォームを提供するAmplitude社が主催する「2026 AI Impact Awards」において、チーム部門第1位となる「Top Team」に選出された。本アワードは実際のビジネス課題を解決して定量的な成果をもたらしたAI活用事例を表彰するもので、今回が1回目の開催となる。同社はAI技術を独自のワークフローに統合することで、プロダクト開発における効果検証の大幅な高速化と、組織全体のデータ活用力の底上げを実現している。
不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S」のグロース施策では、効果検証における指標選定やチャート作成、分析などの工程が特定の個人に依存し、1〜2日の工数がかかる属人化がボトルネックとなっていた。この課題に対し、AWS製のAIエージェント型開発ツール「Kiro」とAmplitudeのMCP(Model Context Protocol)を連携させた独自のAIワークフローを構築。施策の仕様書を読み込ませるだけで、AIが専用ダッシュボードの作成から分析結果の抽出、さらには次回の施策案となるGitHub Issueの起票までを自動で行い、効果検証の時間を30分へと劇的に短縮している。
また、プロダクトのパフォーマンス監視において確認すべきチャートが多く、分析ツールの操作に不慣れなメンバーへの負荷が高い点も課題であった。そこでAmplitudeの「グローバルエージェント」を活用し、前年比や前週比のパフォーマンス変化をレポートとしてSlackに自動通知する仕組みを導入。毎週1時間40分かかっていたチェックと追加調査を25分に短縮したほか、エンジニアやデザイナーが自ら影響調査を行える体制を構築し、組織全体のデータ活用力を底上げしている。
LIFULLの横断プロダクトユニットでプロダクトマネージャーを務める井上洸太朗氏は、AI技術の統合によって分析プロセスが劇的に短縮されたと言及する。AIを単なる効率化の手段ではなく開発を支える強力なパートナーと位置づけ、圧倒的なスピード感で組織全体のプロダクト開発力を底上げし、今後もより良いサービス体験の創出に挑み続けるとコメントしている。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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