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ProductZine Day 2024 Winter

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「アウトソーシングの時代を終わらせる」――ゆめみの内製化支援サービス(AD)

これからスクラムを導入するプロダクトチームが知っておきたいこと――着手の仕方やチーム分割のタイミング

「アウトソーシングの時代を終わらせる」――ゆめみの内製化支援サービス 第2回

 組織がアジャイル開発を導入する過程では、さまざまな課題が浮上する。スクラムのような手法を通じて、プロダクト開発を加速させつつ、関わるチームも、同時に成長させていくためにできることは何か。「内製化支援サービス」を提供するゆめみで、スクラムマスターを務める内藤寛貴(ないとう・ひろき)氏と恒田響介(つねだ・きょうすけ)氏に、これからスクラムを導入したいと考えている組織のスクラムマスターの「心得」を聞いた。

これからスクラムを導入する組織が心得ておくべきポイント

 近年、スタートアップだけでなく、さまざまな企業で、プロダクトづくりにアジャイル的な開発手法を取り入れる動きが盛んだ。短期間でリリースと改善を繰り返しながら開発を進めていくアジャイルは、ビジネスの状況やユーザーの要求が変化していくことを前提に、競争力の高いプロダクトを生み出していく上で有効な手法として注目されている。

 しかし、実際にアジャイルでの開発に取り組み始めると、多くの課題にも直面する。特に初期には、開発のスピードや成果物の質が思ったほど上がらないと感じることが多いかもしれない。また、ある程度軌道に乗り始めたと感じてからも、チーム規模の拡大に伴い、パフォーマンスに悪影響が出るケースもある。

 アジャイルを通じて、プロダクト開発を加速させつつ、関わるチームも成長させていくためにできることは何だろうか。「ゆめみ」では現在、さまざまな規模の企業に対し、デジタルトランスフォーメーションに対応できるプロダクトの開発体制構築を支援する「内製化支援サービス」を提供している。

 このサービスは、企業がプロダクト内製化にあたって直面する各種の課題に対し、解決策を提案するもの。解決すべき課題は、技術に関するものに限らず、成長を加速するための組織づくりや、その運用に関わるものなど多岐にわたる。ゆめみ自身が、創業から20年以上にわたって蓄積してきたそれらのノウハウを、同様の課題を抱える企業に対し、伴走しながら転移していくサービスであるという。

 ゆめみでは、スクラムの方法論に基づいたアジャイル開発の進め方や、チームのあり方についても、このサービスの中で実践し、ノウハウを蓄積している。今回、ゆめみでスクラムマスターを務める、内藤寛貴氏と恒田響介氏に「これからスクラムを導入しようと考えている組織で、スクラムマスターが心得ておくべきポイント」について聞いた。

クライアントと共に成長させてきたプロダクトとスクラム体制

――お二人のスクラムマスター歴について教えてください。

 内藤:20年ほどエンジニアをやっており、その中で、ゆめみでのスクラムマスター歴は3年ほどになります。当社が支援している、生活者向けのECサイト構築に関わる案件で、スクラムマスターとしてチーム全体の統括をしています。

 恒田:私は、ゆめみに入って2年です。フロントエンドエンジニアとして入り、現在では内藤さんと同じ案件で、複数あるチームのうち、1つのチームのスクラムマスターを担当しています。

 内藤:この案件自体は、5年ほど前から手がけているものです。当初は、AngularJSやReactによるUI開発のスキルを持った開発者の手が足りないということで支援に入ったのですが、その中でスクラムによるアジャイル開発を行っていました。スクラムを円滑に進めながら、プロダクトとチームをスケールさせていくための方法については、クライアントとゆめみが共同で試行錯誤してきました。

内藤寛貴(ないとう・ひろき)氏

 スクラムマスター兼フロントエンドエンジニア。 2007年よりゆめみに在籍。デザイナー、ディレクターと経験を積みフロントエンジニアとなる。2016年よりスクラムチームに所属し2019年にスクラムマスターとして活動開始。Licensed Scrum MasterおよびLicensed Scrum Product Ownerも受講し、ゆめみ内でスクラムを推進している。

次のページ
欲張らずに「チームに最も必要なもの」から段階的に取り入れる

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この記事の著者

高橋 美津(タカバシ ミツ)

PCやネットといったIT分野を中心に、ビジネスやゲーム分野でも執筆を行うフリーランスライター。Windowsユーザー。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

斉木 崇(編集部)(サイキ タカシ)

株式会社翔泳社 ProductZine編集長。 1978年生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科(建築学専門分野)を卒業後、IT入門書系の出版社を経て、2005年に翔泳社へ入社。ソフトウェア開発専門のオンラインメディア「CodeZine(コードジン)」の企画・運営を2005年6月の正式オープン以来担当し、2011年4月から2020年5月までCodeZine編集長を務めた。教育関係メディアの「EdTechZine(エドテック...

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【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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