ラクスルは、同社が展開する運用型テレビCMサービス「ノバセル」を活用した、Notaによるタクシー広告放映を支援したことを、11月4日に発表した。
Notaは、2020年3月に大型資金調達を行い、マーケティング予算を増額したことで、過去に実施をしたことがない交通広告やマス向け施策に挑戦することになった。
同社が展開する、検索型FAQ・SaaS「Helpfeel」のアプローチ先である組織の上位レイヤーに訴求すべく選ばれたタクシー広告の運用にあたって、データやファクトに基づいた納得感のある戦略策定・クリエイティブ制作・効果測定を可能にするパートナーとして、ノバセルが選ばれている。
ノバセル選定について、Notaのマーケティング部長である郷津加奈子氏は、次のように述べ、定量的なデータに基づいて制作方針を決めて、ファクトに基づいた制作方針を提案すること、事前のアンケート調査をもとに最適なコピーを提案することが選定の決め手となったことを明らかにした。
「過去の経験から、大きな案件になるほど代理店との付き合い方や進め方に疑問がありました。単に『クリエイティブが秀逸』『有名なタレントさんがキャスティングされている』といったことだけではなく、それが自社のビジネスにどのような効果をもたらしているのかを事後にきちんと検証できなければ意味がない。その点、定量的なデータに基づいて制作方針を決め、ファクトに基づいた制作方針を提案してくださったノバセルさんとであれば、運用後にきちんと振り返りができると思えました」
なお、タクシー広告放映後はサイトセッション数が110%増加したほか、展示会などのオフラインイベントに合わせて戦略的に該当するエリアに集中投下したことが功を奏して、会場にたどり着くまでのタクシー内で広告を視聴するユーザーが増え、「さっきタクシーでCM見たよ」とブースを訪れるきっかけになるなどの効果がみられたという。
そのほか、ラクスルは郷津氏を招き、資金調達からはじめてのマスプロモーションまでの経緯や、実施効果について語ってもらう、オンラインセミナー「定量データに基づいたマスプロモーションとは」を11月17日14時~15時に開催する。同セミナーでは、ラクスルのストラテジックプランナーである後藤氏、グロースパートナー事業部部長である小林氏との対談による、定量データに紐づいたマーケティング戦略とクリエイティブ制作方針についての紹介も行われる。
おもな参加対象は、はじめてのマスプロモーションを成功させる秘訣を知りたい人、マスプロモーションを放映前後でロジカルに効果検証をしたい人、戦略データに基づいてマーケティング戦略、クリエイティブ企画をしたい人など。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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