グッドパッチは、東京オフィスに新たにグローバル部門を設立し、企業のベンチャー構築をデザインの力で支援する新サービス「Goodpatch グローバルベンチャーデザイン」の本格提供を開始することを、3月10日に発表した。
Goodpatch グローバルベンチャーデザインは、コーポレートベンチャービルディング(CVB)手法をベースに、同社が独自に提供する事業デザイン支援サービスで、同社が培ってきたグローバルなデザイン知見やデザイン思考の方法論を用いて、国内外エンタープライズ企業による新規デジタル事業の立ち上げや、グローバル展開および日本市場進出に向けた新会社設立を、現地市場のリサーチから事業戦略デザイン、製品開発、ビジネス立ち上げまでワンストップで支援する。
発掘(プロブレムソリューションフィット/PSF)、構築(プロダクトマーケットフィット/PMF)、スケール(ビジネスモデルフィット)の3段階で、投資の理にかなうアイデアの策定やチーム招集を含めた事業の立ち上げを強力に支援し、12か月以内の現地市場参入を目指していく。
発掘(プロブレムソリューションフィット)では、参入市場で通用するものの見極めと検証を実施し、ユーザーの心理、世界の市場、競合環境などを深く掘り下げ、顧客の課題を特定し、それを解決できるプロダクトの現地の視点での立案を行う。また、市場で成功するための戦略を検証し、プロトタイプに落とし込む。
構築(プロダクトマーケットフィット)では、Minimum Lovable Product(MLP)を市場に投入するための戦略を策定し、発掘フェーズで作成されたビジョンプロトタイプから、より効果的なMLPを作るための仕様を定義していき、4~9か月間の短期間でUXレベルの高いPoC開発を目指す。
スケール(ビジネスモデルフィット)では、市場の変化に適応しつつ、ビジネスを商業化して収益性を高めることで持続可能なビジネスを目指し、より永続的な組織を構築すべく将来そのベンチャー企業をリードする人材の採用にも焦点を当てる。
同サービスの基本方針は“Design Meets Sustainability”で、サービスの提供過程において顧客企業のビジネスゴールや企業理念とともに、グローバルビジネスにおいて重要なSDGsを意識した考え方を組み合わせ、企業の価値創造に貢献していく。
3月24日17時~18時(予定)には、同社のグローバルベンチャーデザイン事業責任者である實方ボリス氏による、オンライン説明会を実施する。説明会では、ベンチャービルディングのコンセプト、同社の取り組み、日本企業の海外展開における新たなアプローチの重要性についての紹介を予定している。参加費は無料。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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