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ネオマーケティング、バリューベースプライシングについてのインターネットリサーチを実施、調査レポートを公開

 生活者起点のリサーチ&マーケティング支援を行うネオマーケティングは、全国の男女20~60代1000人を対象にインターネットリサーチを実施し、調査レポートを9月28日に公開した。

 ネオマーケティングは、世の中の動向をいち早く把握するために、独自で調査を行っている。

 リサーチで価格を決めたいが、結局意思決定できるようなリサーチ結果が得られないというケースは少なくない。プライシングリサーチで代表的な手法にPSM分析がある。これは非常にわかりやすいものの、想定・実態とかけ離れた結果がでることも多々ある。

 このような背景から、バリューベースプライシングリサーチ研究会を発足し、価値ベースのプライシングが実現できるリサーチの方法を追求することとした。その第1弾として実用的なPSM分析のあり方をNetflixで検証した。

 検証仮説は以下の通り。

  • 現在の市場価格を理解していない人は、価値を正確に価格換算できないため、市場価格を理解しない人に「いくらの価値」があるかを聞く意味はないのでは?
  • PSM分析が有効に活用できない、実態と乖離しているなどといわれているのは、市場価格を理解していない人にも聞いているために「ブレている」だけなのではないか?

 調査は、同社が運営するアンケートシステムを利用したWebアンケート方式で実施された。調査の対象は全国の20~60代の男女1000人で、2022年9月7日~9月9日に行われた。

 同調査のおもなトピックは以下の通り。

  1. 市場価格を理解している人としない人で受容価格幅に差が出る
  2. 市場価格を理解してない人が混ざることで受容価格が下がる
  3. カテゴリの利用経験者と利用経験ない人で受容価格幅に差が出る
  4. カテゴリの利用経験ない人が混ざることで受容価格が下がる

 「Netflixに広告が入るとしたら?」という質問では、理解者だけで見ると上限下限幅は415円で理想価格は686円。非理解者では上限下限幅は473円で理想価格は612円非理解者の価格が反映されていることで全体の価格感が歪むことがわかる。

 「Netflixに雑誌読み放題が追加されたら、いくらだと思う?」という質問では、理解者の理想価格は766円、非理解者の理想価格は661円で100円以上の差となった。非理解者の価格が反映されていることで全体の価格感が低く出ている。

 「Netflixに漫画読み放題が追加されたら?」という質問では、理解者の理想価格は780円、非理解者の理想価格は586円で約200円の差となった。非理解者の価格が反映されていることで全体の価格感が低く出ている。

 「Netflixが同時視聴台数無制限になったら?」という質問では、理解者の理想価格は885円、非理解者の理想価格は759円で約126円の差となった。非理解者の価格が反映されていることで全体の価格感が低く出ている。

 「Netflixが雑誌・漫画読み放題、同時視聴台数無制限になったら?」という質問では、理解者の理想価格は962円、非理解者の理想価格は855円で約107円の差となった。非理解者の価格が反映されていることで全体の価格感が低く出ている。

 「Netflixが雑誌・漫画読み放題、同時視聴台数無制限になったら?」という質問では、経験者の理想価格は973円、非利用者の理想価格は795円で約178円の差となった。非利用者の価格が反映されていることで全体の価格感が低く出ている。

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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)

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