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ProductZine Dayの第3回。オフラインとしては初開催です。

ProductZine Day 2024 Summer

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思い込みで創らない。アウトカムを生むプロダクトディスカバリーへの挑戦

顧客解像度を上げる仮説検証のプロセスとスタンス

思い込みで創らない。アウトカムを生むプロダクトディスカバリーへの挑戦 第5回

 コロナ禍をはじめ、外部環境の変化や顧客の要求水準の高まりから、市場競争が激化しています。不確実性が高まり課題やニーズが目まぐるしく移り変わる状況だからこそ、腰を据えて顧客の課題に向き合う必要があります。「プロダクトマネージャー(PM)のセンス」や「思い込み」でプロダクトを創ることは、避けるべきでしょう。本連載では、仮説検証を絶えず回してアウトカムを生み出し続けるRettyの、プロダクトディスカバリーの取り組みを紹介します。第5回はプロダクトマネージャー・飯田悠斗による、「顧客解像度を上げる仮説検証プロセスとスタンス」です。

はじめに

 第1回の「プロダクトの価値をPMのセンスに任せない──Rettyがプロダクトディスカバリーに取り組む理由」でも触れたように、プロダクトディスカバリーとは顧客について素早く高い解像度で学習し、ソリューションを発見することです。この学習を支えるのが、本記事のテーマである仮説検証という取り組みです。

 仮説検証の目的は、顧客課題やソリューションに対する理解を深める学習を通して、次にやるべきことを明らかにすることです。

 私はプロダクトマネージャーとして、Rettyというプロダクトの改善に向けての仮説検証を実施しています。日々難しさを痛感していますが、同時にそこからの学びも少しずつ増えてきました。

 全5回の連載の最後となる本記事では、プロダクトディスカバリーで非常に重要な仮説検証の流れや押さえるべきポイントについて、Rettyのプロダクトマネージャーである私、飯田が紹介していきます。日々プロダクトを改善する上で、仮説検証をどう行っていくべきか悩まれている方にぜひ読んでいただけると嬉しいです。

仮説検証の流れ

 仮説検証は「検証する仮説を決める」「検証を実施する」の大きく2ステップに分かれます。

 検証する仮説を決めるステップでは、目的や知りたいことを整理した上で、検証すべき仮説を洗い出し、優先順位を決定していきます。次の、検証を実施するステップでは、仮説の検証方法を設計し、実際に検証を進めて仮説への結論を出して次の動きを決定していきます。

 以下では各ステップで押さえたいポイントについて順に説明をしていきます。

次のページ
検証する仮説を決める

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この記事の著者

飯田 悠斗(Retty株式会社)(イイダ ユウト)

プロダクトマネージャー。2019年Retty株式会社にデータアナリストとして新卒入社。「Retty」のプロダクトグロースに向けた意思決定支援に従事し、新人賞を受賞。以降、アナリスト時代の経験を活かし、初の全社開発プロジェクトである官民一体型キャンペーン「Go To Eat」のグロース責任者を担当。プ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://productzine.jp/article/detail/1456 2022/12/09 14:00

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