より高い生産性を目指したチームを構築する
生産性向上のためにはスプリント開発の手法を導入した。従来は少人数での開発だったので、特にリリースのサイクルは決まっていなかったが、今では基本リリースは毎週1回という運用に変更。すでにリリースは自動化してあるので誰でも可能だ。各人のタスクはPivotal Trackerというツールで管理し、毎週1回のミーティングをしっかり行えるようにしている。
リリースフローは見直して、開発環境と検証環境での動作確認を実施、両方のテストはCircleCIが自動でテストを実行し、これを通過しないとリリースに至らないというルールも作った。
プロダクトそのものの成長を考えることが重要
こうした改善の結果、現在開発チームは10人、属人化は解消され効率的に開発サイクルを回せるようになっている。
堂上氏は「特に、属人化問題が早期に解消できたので、その後のチーム拡大に大いに助かりました。チームが大きくなると、新たなコミュニケーションが増え、分からないことも増えてくる。その中で、いかにスムーズに開発を実施できるかが非常に大事」と語った。
スタートアップや新規事業の立ち上げというケースでは「何をどうすれば」といった悩みが多い。堂上氏は「今はどんな事業フェーズなのかを理解し、そこに適切な技術選定や整備を行うことが最も大事です」と自身の経験から得られた知見を共有した。