リサーチをテーマとした日本発のカンファレンス「RESEARCH Conference」のサイト公開を記念したプレイベントが、4月19日に現地(東京都渋谷区)とオンラインのハイブリッド形式で開催される。
「RESEARCH Conference」は、よりよいサービスづくりの土壌を育むためにデザインリサーチやUXリサーチの実践知を共有し、リサーチの価値や可能性を広く伝えることを目的としたカンファレンス。本年は「ROOTS」をテーマとして、5月18日に東京・九段下の会場とオンラインのハイブリッドで開催される。
今回のプレイベントでは、NTTデータ Tangityの村岸史隆氏、ピクシブの森田洋介氏、メルペイの太田茜が登壇し、それぞれ講演を行う。その後「リサーチを組織に根付かせるには?」をテーマに、参加者からの質問を織り交ぜながらディスカッションを行う。登壇者への質問は事前に申込フォームから受け付けている。また、イベント当日は「RESEARCH Conference 2024」の登壇者も紹介予定となっている。
開催日時は4月19日の19時30分~21時(現地は19時より入場可能)。現地会場はピクシブ株式会社 東京オフィス5F オープンスペース(東京都渋谷区)で、オンラインはYoutube Liveを通じて配信される。なお、後日アーカイブの公開も予定されている。
講演内容とスピーカーは以下の通り。
「ジャーニーマネジメントを起点とした顧客体験の向上とこれから」株式会社NTTデータ Tangity 村岸史隆氏
顧客のカスタマージャーニーを効果的に運用している企業は、果たしてどれくらい存在するのか。この運用には膨大な情報インプットが必要であり、そのインプットを作成するためにはリサーチが欠かせない。同イベントでは、ある保険会社のリサーチのインプットを活用したカスタマージャーニーの運用と、そこから未来へ向けた取り組みについて話す。
「カスタマーサポートとUXリサーチの融合」株式会社メルペイ UXリサーチャー 太田茜氏
UXリサーチチームは、カスタマーサポート、データアナリストと協働で合同共有会を定期開催している。合同共有会は、各チームが持っているデータや観点を組み合わせることで複合的な切り口から顧客を理解することを目的としており、各回テーマを決めて調査レポートを共有し議論の場を設けている。3つの組織が融合し相互に補完し合うことでより深く顧客を理解できる。同イベントでは、合同共有会がきっかけでプロダクト改善が実現した事例を紹介する。
「興味関心と組織とリサーチ」ピクシブ株式会社 UXリサーチャー 森田洋介氏
リサーチの効果を高めようとする際、リサーチ手法やプロセスに工夫を凝らすことも大事だが、調査主体の興味関心に対しても目を向ける必要がある。この点に着目することで組織内におけるリサーチ専門家の役割が広がり、リサーチ文化を発展させる上でもよりバラエティに富んだアプローチが見えるようになる。同イベントでは、ピクシブの事例を紹介しつつ詳しく話す。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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