アイスリーデザインは、マクロミルが提供するSaaS「Coreka」の開発を支援したことを、3月4日に発表した。あわせて、Coreka開発プロジェクトの詳細に迫った、インタビュー記事を公開している。

Corekaは、130万人規模のパネルを活用してデータ収集・分析からアイデア創出までをサポートするSaaSであり、アイスリーデザインはUI/UX設計を含むプロダクト開発全般のサポートを行った。
マーケターが必要とする有効なデータを、瞬時に取得できるソリューションを実現すべく、ユーザーのニーズと目的に合わせた最適な情報設計と、直感的なUI/UXを設計している。
Corekaの開発当時、マクロミルはアドホックリサーチで高い売上を上げていたものの、労働集約型であることから利益率向上が課題となり、より収益性の高い新たなビジネスモデルの構築が求められていたという。また、自社の大規模なアンケートパネルという柔軟にデータを蓄積可能なアセットを保有しており、自社データを生かしたビジネスに大きな可能性があると考えていた。
一方で、自社データを生かしたビジネスをSaaS型のツールとして展開するにあたって、導入のハードルが低くデータリテラシーが高くない人でも直感的に使えるUI/UXの実現も課題となっている。
そこで、アイスリーデザインはSaaSサービスの継続利用を促すべく、ユーザーが迷わず操作できるUI/UXを設計し、ボタン配置や導線設計を工夫することによって、はじめて使う人でも直感的に操作可能なインターフェースを構築した。
あわせて、論文やリサーチに基づく理論的なデザインアプローチを採用し、納得感のある成果物を提供している。
さらに、人がどのように情報を探して発想を生み出すのかを分析し、その結果をもとにフィード機能や履歴機能を設計することで、直感的で効果的な情報探索を実現した。

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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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