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ProductZine Dayの第4回。オフラインとしては2回目の開催です。

ProductZine Day 2025

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チームの力を最大限に引き出す「チームワークマネジメント」By ヌーラボ

労働人口減少時代の組織戦略—多様なスペシャリストが自律的に成果を出す「チームワークマネジメント」とは

チームの力を最大限に引き出す「チームワークマネジメント」By ヌーラボ 第1回

 プロダクト開発に限らずあらゆるビジネスの現場では、異なる専門性を持つメンバーが協働するのが当たり前になっている。しかし、多様な背景を持つ人材が円滑に連携するのは容易でない。労働人口減少時代を背景に、副業人材や業務委託など「初めて顔を合わせる人と組む」シーンも増加している。こうした課題に応えるのが「チームワークマネジメント」という考え方だ。ヌーラボ ビジネスグロース部部長の原田泰裕氏に、個々のメンバーが自律的にリーダーシップを発揮し、チームの力を最大化するアプローチについて聞いた。

ヌーラボ ビジネスグロース部 原田泰裕部長
ヌーラボ ビジネスグロース部 原田泰裕部長

チームワークマネジメントとは何か──プロジェクト管理を超える包括的アプローチ

 働き方が多様化し、組織のあり方にも変化が求められている。労働人口の減少や副業・業務委託の増加を背景に、従来のように固定メンバーで業務を進めるスタイルは限界を迎えつつあり、プロジェクト単位で人材が流動的に組み合わされる形態が一般化しつつある。こうした変化により「誰が何をしているのか分からない」という課題が浮上し、特にプロジェクト型の働き方に不慣れなビジネスサイドでは、成果を最大化するための新たなマネジメント手法が求められている。

 このような状況を踏まえ、ヌーラボが提唱しているのが「チームワークマネジメント」という概念である。原田氏によれば、これは単なるプロジェクト管理の手法ではなく、チームの生産性を高め、最大限の成果を引き出すための包括的なアプローチだという。この新たな考え方は、初めて顔を合わせるメンバー同士が円滑に協働するための指針ともなる。

 プロジェクト・タスク管理ツール「Backlog」を提供するヌーラボだが、原田氏は「プロジェクト管理やタスク管理ツールを活用しなくてもチームワークマネジメントは実行可能だが、ツールを使った方がやりやすい」という。その結果、複数のプロジェクトを同時に進行させる効率が大幅に向上するなどの効果が、ヌーラボだけでなく、その顧客企業にも広がりつつある。

 ヌーラボがこの概念を打ち出したのは2023年3月。日本の労働人口減少という避けられない未来に対する危機感が背景にあった。原田氏は「決まった未来として労働人口が減少していく中で、企業として成果を上げていくには、チームとしての機能を最大化する必要があります」と語る。

個人の仕事だけでなく、チーム全体のマネジメントが求められるようになった。
個人の仕事だけでなく、チーム全体のマネジメントが求められるようになった。

 原田氏はまた、ビジネスサイドの多くはエンジニアのようにプロジェクト単位で働く文化に慣れておらず、「プロジェクトマネジメント」という言葉すらなじみのない場合もあると指摘する。副業や業務委託が広がる中で、都度立ち上がるチームで効率的に成果を出すには、スムーズなチームビルディングと協働の仕組みが必要とされている。

 チームワークマネジメントは、プロジェクトマネジメントの上位概念ではなく、それを包含するより広い概念だ。原田氏は「プロジェクトマネジメントが計画や管理に焦点を当てるのに対し、チームワークマネジメントは『チームとして最大の成果を上げるには何が必要か』に焦点を当てています」と説明した。

次のページ
チームワークマネジメントを構成する5つの要素

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この記事の著者

森 英信(モリ ヒデノブ)

就職情報誌やMac雑誌の編集業務、モバイルコンテンツ制作会社勤務を経て、2005年に編集プロダクション業務やWebシステム開発事業を展開する会社・アンジーを創業。編集プロダクション業務においては、IT・HR関連の事例取材に加え、英語での海外スタートアップ取材などを手がける。独自開発のAI文字起こし・...

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