3.プロダクトマネジメントとGTM戦略の連携
部門を横断して整合性を維持することは、プログラムマネージャーの最も重要かつ困難な責任の一つです。特に、スケジュールが変更され下流のGTM(Go to Market)計画に影響を与える中で、プロダクトチームとGTMチームを同期させることは容易ではありません。常に更新されるロードマップがなければ、コミュニケーションが断絶し、マーケティング活動が遅れ、プロダクトのリリースが失敗する(または完全に遅れる)リスクが高まります。
Jira Product DiscoveryのロードマップはJiraのワークアイテムと統合されているため、プロジェクトが遅延した場合でも、プログラムマネージャーがその都度フォローアップを行う必要なく、最新の情報が自動的に反映されます。ロードマップは主に進捗を伝えるものですが、より多くのコンテキストを提供することで効果が高まります。
- ローンチの優先度に関するフィールド(例:ティア1、ティア2など)を追加したり、プロトタイプやワンページドキュメントへのリンクを埋め込んだりすることで、ローンチ全体のスコープを瞬時に把握可能
- ローンチ日とプレスリリース日を記載すれば、広報の計画やサポートの準備状況を容易に計画可能
- 一般提供開始、パイロット、プライベートベータなどの「リリースタイプ」でグループ化することでどの段階でどのアイデアを実装するかといった状態を簡単に把握可能
プログラムの状況がリアルタイムで把握できるため、GTMチームは事前に計画を立てることが容易になり、プログラムマネージャーはチーム間の引き継ぎやリリース前の活動をスムーズに調整できるようになります。

また、既存のプロセスにロードマップを統合するには、Confluenceページ(この例では「GTMプロダクトリリーススケジュールハブ」)に埋め込むことができます。これにより、Jira Product Discoveryでの変更は、Confluenceページ上にリアルタイムで反映されます。

4.プロダクトチームにとって信頼できる唯一の情報源となるロードマップ
プログラムマネージャーの主な焦点は、部門横断的な協業の改善を支援することですが、個々のプロダクトチームにとっても、現在の優先事項と進捗を反映した正確で最新のロードマップを維持することは容易ではありません。この基盤が欠如すると、チーム内の連携が崩れ、プログラム全体の調整に悪影響を及ぼす可能性があります。
Jira Product Discoveryには、チーム固有のビューが用意されています。リアルタイムで優先順位が反映され、チームメンバーが現在取り組んでいる内容、その重要性、およびプログラム全体における位置付けを理解できるようになります。
- 個々のチームの優先順位付けとロードマップ作成のための専用チームプロジェクトを設定
- ロードマップを「現在」「次」「後」などの四半期や時間軸の列に整理
- アイデアカードに優先順位スコア、目標、割り当てられたチームなど、異なるフィールドを切り替えて情報を追加
チームレベルで明確なロードマップを維持することで、プログラムマネージャーは多様なワークストリームを組織全体で調整する際にも、広範な連携の基盤を構築できます。

まとめ
Jira Product Discoveryのこれらの4つのユースケースを活用することで、プログラムマネージャーは部門横断チームが協業し、連携を保ち、価値を共同で提供する方法を変革できます。
Jira Product Discoveryは、作成者3人まで無料でお使いいただける「Free Plan」を提供しています。さらに上位の製品については、無料でトライアルを行っていただくことも可能です。
Jira Product Discoveryのパワフルな機能をお試しいただき、複数プロダクトチームの連携を強化する方法を実践してください。
