PR TIMESは、同社の運営するカスタマーサポートツール「Tayori(タヨリ)」において、エンタープライズプラン向けとなる権限機能の提供を9月3日に開始した。

Tayoriは、2015年にサービスが開始されたカスタマーサポートをデジタル化できるツール。ITに不慣れなユーザーでも使いやすく、低コストで複数の機能が使い放題となっている。
今回、提供が開始された権限機能は、「オーナー」「マネージャー」「メンバー」という3つの権限ごとに、フォーム・FAQ・アンケート・チャット・AIチャットボットといった各機能における対応可能範囲が異なる。権限順はオーナー、マネージャー、メンバーとなっており、マネージャーやメンバーをFAQごとやフォームごとに担当として割り当て(アサイン)られ、アサインによって閲覧や編集が可能なアカウントを制限できるようになる。
3つの権限における、権限機能の違いは以下の通り。

なお同機能は、大人数での部門利用、複数部署での利用、複数拠点での利用などを想定している。
大人数での部門利用としては、カスタマーサポート部における問い合わせ対応業務を、派遣や業務委託先が実施する場合などが挙げられる。顧客対応やFAQ更新は任せたい一方で、フォームやFAQの人為的なミスでの削除、問い合わせ履歴のローカル環境へのダウンロードといったリスクを防ぐ。
複数部署での利用としては、カスタマーサポート部での問い合わせ対応、人事部での採用活動に利用する場合が挙げられる。人事情報は関連する人事部だけがアクセス可能な状態にするといった、プライバシー観点で閲覧できる情報を切り分けられる。
複数拠点での利用としては、複数の支社でそれぞれ異なるフォームやFAQ作成に利用する場合が挙げられる。各支社で取り扱う情報が異なるために、アクセス可能なフォームやFAQを分けたい場面での利用に適している。
この記事は参考になりましたか?
- ProductZineニュース連載記事一覧
-
- 出前館×LINEヤフー、PM/TPM向けミートアップを9月25日に開催。大規模サービスの開...
- PR TIMESのCSツール「Tayori」、大規模なチーム運用を支援する権限機能を9月3...
- AI時代のエンジニアリングとは? アラン・ケイ氏も登壇の「POST Dev 2025」が9...
- この記事の著者
-
ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
「プロダクト開発」にフォーカスしたオンラインメディアです。プロダクトマネージャーや、プロダクトマネージャーを目指す方をはじめ、チームメンバーや事業責任者、テックリードなど、プロダクト開発を「正しく」進めていきたいすべての人のために、プロダクトマネジメントに関するあらゆる知見をお届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア