LegalOn Technologiesは、ARR(Annual Recurring Revenue:年間経常収益)が100億円を突破したことを、10月14日に発表した。2019年4月にプロダクトの提供を開始してから6年半でのARR100億円突破は、日本で創業したAI企業においては初であり、創業プロダクトでも日本で創業したSaaS企業としても最速となる。

同社は、2019年に日本初のAI契約レビューサービス「LegalForce」をリリースして以降、多様なプロダクトを開発しており、日本だけでなくグローバルで有償導入されている「LegalOn: World Leading Legal AI」をはじめ、法務学習サービス「Legal Learning」、コーポレート業務領域に拡張したAIカウンセル「CorporateOn」といった、幅広いサービスを展開している。

今回のARR100億円突破の要因として、同社は
- AI×法律・契約などの専門知
- 個別業務に対応したリーガルテックから、リーガルAIプラットフォーム「LegalOn」への早期転換
- グローバル展開
という、3つの独自性を挙げる。
「AI×法律・契約などの専門知」としては、弁護士が持つ高度な専門知識と最先端のAI技術を融合させて、他にはない開発力で高品質なプロダクトを生み出してきた。
「個別業務に対応したリーガルテックから、リーガルAIプラットフォーム『LegalOn』への早期転換」では、契約審査、電子契約、契約管理といった個別のサービスが主流だったリーガルテックを、2024年4月より1つのプラットフォームに統合して、「LegalOn: World Leading Legal AI」として提供することで、法務業務全体の体制構築を支援するプロダクトとして提供している。
「グローバル展開」としては、2022年のアメリカ、2024年のイギリス進出によってグローバル展開を加速させており、2024年の海外での売り上げ成長率で前年比4倍を達成するなど、海外市場でも確固たる存在感を示した。
同社の代表取締役 執行役員・CEOであり、弁護士でもある角田望氏は、今回のARR100億円突破を受けて、以下のように述べている。
「ARR100億円という節目を迎えられたのは、ひとえに私たちのプロダクトを信頼しご利用いただいているお客さまに支えられ、そして共に挑戦を続ける仲間の努力の結果です。改めて心より感謝申し上げます。
この成果はゴールではなく、より多くのお客さまが世界水準のリーガルAIを活用し、法務やコーポレートの可能性を広げていくための通過点だと考えています。私たちはこれからもお客様の事業成長を支えるパートナーとして、挑戦を後押しする存在であり続けます」
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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