LUCは、NOW、みずほキャピタルを引受先とする第三者割当増資を実施して、プレシリーズAラウンドで1.2億円の資金調達を完了したことを12月1日に発表した。シードラウンドを含めた累計調達額は1.5億円となる。

同社の提供する「TERUS(テラス)」は、「顧客の声」に基づく意思決定を支援するAI×体験分析プラットフォーム。従来、複数のツールや手作業で分断されていた顧客理解のプロセスを統合。「顧客が求めるもの」に基づき、迅速な経営判断ができる環境を実現する。
今回の調達によって得られた資金は、TERUS導入企業のさらなる拡大に向けたマーケティング施策の強化、ユーザー体験の向上に向けたプロダクト改善および機能拡充、プロダクト開発と事業拡大を支える採用・組織体制の強化に充てる。
今回の資金調達完了を受けて、LUCの代表取締役社長である瀬在恭介氏は、以下のコメントを寄せている。
「今回、LUC株式会社のビジョンである「すべての経験・体験をデータ化し、世界のあらゆる人へ届ける」の実現に向けて、同じ未来を見据えるNOW株式会社様、みずほキャピタル株式会社様とご一緒できることを大変心強く感じています。
主力プロダクトである「TERUS」は、顧客や社員のさまざまな声や体験を収集・構造化し、現場の意思決定に直結させるためのAI分析プラットフォームです。散在する声を「意思決定に効くデータ」へ変換し、世界中のさまざまな声や体験が届くべき人に直接届くことで、製品やサービスが顧客や社員のために絶えずよくなり続ける循環を提供します。
本ラウンドを通じてパートナーとの共創を加速し、人から生まれるさまざまな「想い」を正しく届けることでよりよいサービスや施策が生まれ、社会全体がともに発展していける未来を実現していきます」
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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