データビジュアライゼーションの種類
データビジュアライゼーションは、大きく2つに分類できる。目的が組織や相手の課題解決である「インフォメーションデザイン」と、自分の主張伝達である「データアート」だ。
プレゼンなどでは、インフォメーションデザインが使われることが多く、まだ事実と確かめられていない仮説を扱う「仮説検証型」「仮説探索型」、事実を扱う「事実報告型」「事実説明型」に分けられる。本セッションでは、インフォメーションデザインについて説明が行われた。
仮説検証型
「〇〇は△△であるだろう(あるのではないか?)」という仮説をデータを使って検証。事実かどうかを裏付けるための視覚化である。事前にデータによって裏付けたい仮説が視覚化の基点となっている。
仮説探索型
データ視覚化のはじまりの時点には特に仮説はなく、データ視覚化の行為そのものを通じて仮説を立案していく。
事実報告型
事業運営上、定点的に確認・モニタリングすべき指標値を、定型フォーマットで報告するためのデータ視覚化。
事実説明型
仮説検証型や仮説探究型のデータ視覚化の結果として確認された事実や発見を、読み手の理解しやすいように説明するためのデータ視覚化。
駒宮氏は、これらを「伝えたい目的に合わせた手法を選ぶことが重要」だと語り、以下のようにまとめた。
- 仮説検証型:事実かどうかを確かめるための視覚化
- 仮説探索型:仮説を立案するためのデータ視覚化
- 事実報告型:報告するためのデータ視覚化
- 事実説明型:読み手が理解しやすいように説明するためのデータ視覚化