ガイアックスは、福岡市より委託を受けた「急成長を目指す起業家輩出プログラム」(FUKUOKA STARTUP ELITE)運営業務において、開始から4カ月間でのべ200人超が応募し、キックオフイベント申込者を合わせて約400人の応募があったことを発表した。
福岡市は2012年にスタートアップ都市宣言をし、同市ならではのスタートアップ文化を醸成してきた。その背景とガイアックスがスタートアップスタジオとして取り組んできた知見を掛け合わせたことで、短期間で多数の応募者を獲得する結果に至った。また特筆すべき点として、20代~30代、そして女性の応募者に恵まれたプログラムを実現している。
同プログラムは、スタートアップ事業立ち上げ前の徹底的な検証に重きを置いたもの。2023年7月9日のキックオフイベントを皮切りに「STAGE01アイデア創出ステージ」を7月15日に開催し、現在もプログラムが進行している。
事業立ち上げ期間を5段階に分け、ステージを上がるためにはステージごとに設けた審査項目をクリアする必要がある。ステージ後半になるほど支援内容が質・量ともに増加し、成長可能性の高い起業家に運営資源を集中投下する仕組みが取り入れられている。
同プログラムではガイアックスのスタートアップスタジオとしてのこれまでのノウハウを生かし、福岡市内外の起業家・投資家・起業支援者と協力しながら福岡市で急成長モデルのスタートアップを目指す起業家を輩出。さらなるスタートアップエコシステム活性化のための新たなモデルケースを構築することを目指す。
プログラムは「STAGE01アイデア創出ステージ」から「STAGE05資金調達ステージ」、そして3月開催予定の「DEMO DAY」で構成される。
プログラム応募者の属性を一部紹介
キックオフイベントを除いた「STAGE01」以降の応募者の内訳では、20代、30代で約6割と、新規開業者に占める29歳以下5.4%(参考:2022年、日本政策金融公庫「2021年度新規開業実態調査年代データ」)に対して同プログラムでは20代が圧倒的に多く、結果的に若手を中心としたプログラムになっていることがわかる。
なお国内の新規開業年代は、40代に続いて30代が多く(参考:2022年、日本政策金融公庫「2021年度新規開業実態調査年代データ」)、同プログラムでは若手層からの応募が多いことがわかる。
また同プログラムの女性メンター比率は38.9%と高く、ロールモデルの面やダイバーシティ推進の面など、社会における多様な人材の活躍の面において意義があるものと考えられる。
ガイアックスは、社会課題の解決を目指すスタートアップスタジオ。「全国どこにいてもスタートアップスタジオに挑戦できる環境」をつくるために、産学官で連携しながら、起業家教育事業、インキュベーション事業、投資事業の3つの事業を提供している。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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