電通デジタルと、国内電通グループ5社(電通コンサルティング、電通、電通東日本、電通総研、電通マクロミルインサイト)は共同で、2030年までに起こると予想されるトレンドをまとめた、未来起点の経営戦略立案や新規事業、サービス開発に活用できる中期未来予測ツール「電通未来曼荼羅2024」の提供を、3月1日に開始した。
電通未来曼荼羅は、2010年に未来で予想される事象をまとめた中期未来予測ツールとして、国内電通グループによって提供が開始されており、「人口・世帯」「社会・経済」「科学・技術」「まち・自然」の4つのカテゴリにトレンドテーマを分類して、それぞれのトレンドの概要とデータ、関連トピック、それらが未来にもたらす変化や重要になる視点をまとめている。同グループは、電通未来曼荼羅を使用したコンサルティングサービスも行っている。
今回発表された電通未来曼荼羅2024では、時代の変化に合わせて前年度版から22のテーマを刷新し、最新版では72のトレンドテーマを設定しており、2030年までの6年間に起こり得る未来トレンドの中でも、近年急速に広まり、今後のビジネスに多大な影響を与えると予測される価値観やテクノロジー、社会動向も踏まえるとともに、それぞれのトレンドにおける今後の展望や商機について、多角的な視点から紹介する「未来へのヒント」にて、最新の知見から得た示唆を盛り込んでいる。
電通未来曼荼羅2024には、以下のようなトレンドテーマが追加された(一部抜粋)。
- 単一的な経済指標から、多元的な豊かさ指標へ
- 多死社会、終末デザインビジネスが拡大
- 時間資源の貨幣化による新たな経済圏
- 多様化し拡大するジェンダーテック
電通未来曼荼羅2024の提供開始にあわせて、3月25日15時30分〜17時30分には、電通未来曼荼羅2024を活用した新規事業構想を体験できるワークショップを、City Lab Tokyo(東京都中央区)にて開催する。同ワークショップでは、未来に起こることが予想される事象・トレンドの紹介に加えて、事業環境をとりまく重要な外部環境の変化を特定し、どのように電通未来曼荼羅2024を活用して新たな事業開発へ着想すべきかについての解説を行う。
おもな参加対象は、新規事業/サービス開発に関して以下のような課題を抱えている企業の担当者。
- 新規事業/サービスを企画しても、既存の商品・ビジネスの延長のアイデアから抜け出せない
- 企画立案の段階で止まってしまい、なかなか仮説検証や企画の実行までたどり着けない
- モノづくりはできるが、ビジネスモデルの設計や事業/サービスの体験設計に課題感がある
また、電通デジタル/チームとの連携・提携を検討している担当者も参加対象に含まれる。
参加費は無料で、事前登録が必要(抽選制)。なお、終了後には簡単な懇親会も予定している。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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