はてなは、ベータ版として提供してきた企業向け新サービス「toitta(トイッタ)」を、10月10日に正式リリースした。
toittaは、デザインリサーチやマーケティングリサーチなどの、インタビュー結果に関する分析プロセスを支援する、生成AIを活用した発話分析ソリューション。リサーチャーが発話情報の分析に至るまでのスピードを、高精度な書き起こしと切片の生成によって加速するとともに、切片を活用した深い洞察によるインサイトの発見、仮説の精緻化といった分析プロセスをサポートする。
7月26日のベータ版リリース以降、クローズドベータおよびベータ版を利用した企業ユーザーからの意見を参考に、機能改善や正式リリースに向けた機能開発を推進し、今回の正式リリースに至った。
正式リリースでは、ベータ版の機能に加えて、書き起こしデータの文脈をもとにAIが切片を自動的にグルーピング(抽象化)する「切片自動グルーピング機能」、toittaへのアクセスをIPアドレスレンジ指定によって制限可能な「IPアドレス制限機能」が追加されている。
さらに、Figma/FigJam用プラグインが提供され、toittaからコピーしたテキスト切片をハイパーリンクつきの付箋としてFigmaやFigJamへ出力できるようになったほか、従来のGoogleアカウントによるログインに加えて、Microsoftアカウントでのログインにも対応した。
あわせて、「toitta公式ブログ」を公開するとともに、各種イベント登壇などにも積極的に取り組んでいくという。
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