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アイスリーデザイン、ファイル転送ミドルウェア「HULFT」のプロトタイプ作成までモダナイズを伴走支援

 アイスリーデザインは、セゾンテクノロジーの提供するファイル転送ミドルウェア「HULFT(ハルフト)」のモダナイズを伴走支援するとともに、プロジェクトの詳細に迫ったインタビュー記事を4月7日に公開している。

(左から)アイスリーデザインの後藤氏、武本氏、セゾンテクノロジーの真田氏、宇佐美氏、鹿山氏
(左から)アイスリーデザインの後藤氏、武本氏、セゾンテクノロジーの真田氏、宇佐美氏、鹿山氏

 HULFTは、国内シェアNo.1のファイル転送ミドルウェアであり、業界内で高いシェアを誇る製品なればこそ、導入企業のユーザーにおける世代交代に対応すべく、UI/UXの抜本的な見直しを検討していた。

 HULFTをモダナイズするプロジェクトでは、アイスリーデザインがユーザー調査からUIデザイン、プロトタイプの作成までをサポートし、プロダクトの方向性を明確にする支援を行っている。とりわけ、デザインにおける論理性の言語化と、若年層の意見を反映したプロトタイプの作成によって、製品を時代に合わせた形へと進化させるための第一歩に貢献した。

 セゾンテクノロジーでは、HULFTをさらに発展させるには、ユーザーの声をキャッチアップすることが重要である一方、小さくプロジェクトをスタートしたかったものの、自部門にはUXリサーチの専門家が不在であったため調査や改善に限界があるという課題を抱えていた。社内対応では発想が固定化し改良の範囲が限定されがちで、自由な意見が出にくいのではという懸念もあったという。

 そこで、アイスリーデザインはヒューリスティクス10原則やUX5段階モデルに基づいてUI/UXを評価し、改善点を洗い出して社内理解を促進すべく丁寧な言語化を行ったレポートを作成した。あわせて、将来のユーザー層に近いセゾンテクノロジーの新卒社員を対象に、NPSアンケートとインタビューを実施することで、「若い世代のリアルな声」を収集して提案に説得力を持たせている。さらに、調査結果に基づいて既存製品の改善案と新デザイン案を含む2種類のプロトタイプを作成し、それらに対するユーザーからの評価を収集してデザイン改善の根拠を明確化した。

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