ラクスは、同社のエンジニアがAIに関する開発事例を紹介するオンラインイベント「RAKUS AI Meetup」を6月25日に開催する。参加費は無料。
同社は、メール共有・管理システムの「メールディーラー」から経費精算システムの「楽楽精算」に至るまで、自社開発したクラウドサービスを提供してきた。同イベントでは、現場最前線のエンジニア・デザイナーが普段の活動や開発・運用で得た知見などの技術情報を紹介する。
AI技術がビジネスのあり方を根底から変えようとしている今、同社はAIを戦略の中核に据え、全社をあげてその活用を推進している。同イベントでは、同社の開発本部が描くAI開発の最前線を、具体的な取り組みとともに紹介。
「楽楽精算」の新たな顧客体験を創造するAIエージェント開発課の挑戦、日々の顧客対応業務を劇的に変える「メールディーラー」での実践的なAI活用事例、そして開発者自身の生産性を飛躍させる「AI駆動開発」の全社的な推進と、その裏にある組織的な取り組みや意思決定のリアルについて語っていく。
当日は各部署のキーパーソンが登壇し、プロダクト開発の未来、AIとの協調による働き方の進化、開発本部が目指すAI時代の新たな価値提供について共有する。
発表内容は以下の通り。
「AIは精算業務をどう変える?自律型エージェントが実現する未来のワークフロー」/石田浩章氏
AI技術による、顧客への新たな価値提供を目指し「AIエージェント開発課」が本格始動した。「楽楽精算」のAIエージェント機能開発を加速させ、ユーザー体験の次なるステージを切り拓く。発表では、AIエージェント開発の狙いと進め方、未来の展望について紹介。
「メールディーラーにおけるAI活用事例 ~クレーム検知とFAQサジェスト~」/神山賢太郎氏
発表では、「メールディーラー」におけるAI活用の最前線を紹介する。リリース済みの「クレーム検知機能」に加え、絶賛検証中の「FAQ内蔵問い合わせフォーム」について、開発の舞台裏を公開。AI導入が顧客対応をどう変え、どのような成果と課題が見えてきたのか、具体的な事例を交えて語る。
「自律型AIエージェントDevinを全エンジニアへ展開!!ラクス開発本部のAI駆動開発を加速する意思決定」/池田智裕氏
開発管理課は同社開発本部全体のルールや開発ツールの管理を行っている部署。発表では、開発の未来を塗り替える「AI駆動開発」へ、開発本部が挑む最前線を紹介する。AIエージェントが塗り替える開発フローの真価と重要性に始まり、DevinやGitHub Copilot、Cursorといった開発ツールの具体的な導入事例や活用の勘所を公開。AIツール導入を組織的に推進する上でのリアルな課題と、その解決に向けた実践的アプローチについて語る。
参加対象は以下の通り。
- AI機能をプロダクトに実装したいと考えているエンジニアリングマネージャー・エンジニア・デザイナー
- AIエージェント/AI駆動開発に興味のある人
- 自社へAIツールの導入を検討している人
- ラクスでのAI活用事例に興味のある人
開催日時は6月25日の19時~20時30分で、Zoomを使用して行われる。参加にはイベントページからの申し込みが必要となる。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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