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Developers Summit 2026 「Dev x PM Day」

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「プロダクト企画フェーズにおけるAI活用の将来像」座談会レポート

AI駆動企画の「近未来」とPMの役割【後編】──“平均”はAI、“ベスト”は人間。答えのない時代に「決断」できるか

「プロダクト企画フェーズにおけるAI活用の将来像」座談会レポート 後編

3. クロージング:AI時代への期待と覚悟

 最後に、各登壇者が座談会を締めくくった。

 山田氏(Honda)は、「社外の方と『今度どうなっていくんだろうね』みたいな話をすることは少ないので、貴重な経験でした。持ち帰ってお客さんに新しい価値を届けられるようにAIを活用していきたい」と語った。

 石亀氏(コンサルタント)は、「スタートアップ企業にいる私にとっては、AIによってできる選択肢がこの一年でかなり増えたのを実感している。それでもやっぱり人の手からコントロールを外さないところを強く持ち続けることも大事」と、AIへの期待と覚悟を述べた。

 モデレーターの根岸慶氏(クリエーションライン)は、「MVPという言葉がもうなくなるかもしれませんね。バイアブルプロダクトを作りました、『これリサーチしますか?』とポチっと押したらリサーチが走って、どんどん勝手に改善していくような世界観になってくるのかなと思います」と、未来を展望した。

 AIは「平均点」を叩き出す強力な武器となる。だが、プロダクトをどこへ導くかを「決定」し、その結果に「責任」を持つのは、いつの時代もプロダクトマネージャーだ。AIという武器を使いこなしつつ、いかに「自分の思い」を乗せ、突き抜けた「ベスト」を目指せるか。AI駆動企画の時代は、プロダクトマネージャーの「覚悟」がより一層問われる時代と言えるだろう。

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この記事の著者

斉木 崇(編集部)(サイキ タカシ)

株式会社翔泳社 ProductZine編集長。 1978年生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科(建築学専門分野)を卒業後、IT入門書系の出版社を経て、2005年に翔泳社へ入社。ソフトウェア開発専門のオンラインメディア「CodeZine(コードジン)」の企画・運営を2005年6月の正式オープン以来担当し、2011年4月から2020年5月までCodeZine編集長を務めた。教育関係メディアの「EdTechZine(エドテック...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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