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ProductZine Day&オンラインセミナーは、プロダクト開発にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「ProductZine(プロダクトジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々のプロダクト開発のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

ProductZine Dayの第3回。オフラインとしては初開催です。

ProductZine Day 2024 Summer

ProductZine Day 2024 Summer

ProductZineイベントレポート

STORES の元プロダクト責任者が語る、「意思決定者」の役割を引き継ぐ方法

「ProductZine Day 2024 Winter」レポート


 プロダクトマネージャーとしての経験を深めていくと、プロダクト責任者やCPOといったより重要な役割への挑戦が見えてくる。プロダクト開発における意思決定者としての役割を引き継ぐにあたり、前任者や周囲からの信頼を獲得することは極めて重要である。ProductZine Day 2024 Winterに登壇したSTORES 株式会社 事業統括本部の御守一樹氏は、自らの経験をもとに、前任者からの引き継ぎの重要性を語った。

引き継ぎの成功とは、信頼を得て活躍できる状態になること

 2020年に、STORES.jp(現:STORES ネットショップ)において当時CPO(Chief Product Officer)である塚原文奈氏から重要な役割を引き継いだ御守氏。コロナ禍に伴うユーザー数の急増という挑戦的な環境の中で、プロダクト開発と事業推進の舵を取り、現在では STORES が提供する全プロダクトを横断した事業企画を統括している。

 御守氏はこれまで3つの「引き継ぎ」を経験してきた。1つ目は前職のグリー社でゲームのプロダクト責任者を後任に成長支援して引き継ぐ経験、2つ目は STORES に入社してプロダクト責任者を引き継ぐ経験、3つ目はスタートアップ支援において創業社長からプロダクト責任者への引き継ぎ問題に対処した経験だ。

 引き継ぎの成功について御守氏は、「単に役割が変わることではなく、信頼の獲得を経て活躍に至る状態を指します。前任者との信頼構築だけでなく、新しく受け持つチームや周りのチームのリーダー、メンバーとの信頼関係構築も含む複雑で広範なものです」とした。ステークホルダーが多いと引き継ぎの難易度が高まり、さまざまな課題が浮き彫りになる。

引き継ぎを成功させるには、前任者と周囲の信頼が必要

引き継ぎを成功させるには、前任者と周囲の信頼が必要

(クリックまたはタップで拡大表示されます、以下同)

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前任者の思考を理解するため、8か月間毎日1on1を実施

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この記事の著者

森 英信(モリ ヒデノブ)

就職情報誌やMac雑誌の編集業務、モバイルコンテンツ制作会社勤務を経て、2005年に編集プロダクション業務やWebシステム開発事業を展開する会社・アンジーを創業。編集プロダクション業務においては、IT・HR関連の事例取材に加え、英語での海外スタートアップ取材などを手がける。独自開発のAI文字起こし・...

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