みなさんが担当しているプロダクトは、すでに市場で一定のシェアを持つ成熟したものでしょうか。それとも、初めての領域に挑戦するような、新規のプロダクトでしょうか。どちらのプロダクトであっても、プロダクト開発に携わる人がリサーチをする上で持つべき視点として、大きくわけると2つあると考えられます。1つは、ユーザーの思考・感情・行動を深く捉える「ユーザーリサーチ」の視点、もう一つは、市場・マーケットを俯瞰的に捉える「マーケットリサーチ」の視点です。状況によって、どちらを主とするかは変わりますが、両者は切っても切り離せないものです。プロダクトに関するリサーチをする際には、遠くから俯瞰して見る「鳥の目」と、近くで複数の角度から見る「虫の目」を持ち、カメラでピントを合わせるように、捉えたいものにフォーカスする意識が大切です。
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平野 美和(株式会社ユニークルーパー)(ヒラノ ミワ)
株式会社ユニークルーパー 代表。Googleの「デザインスプリント」に精通し、プロダクト開発のリサーチを体系化する「DSR(デザインスプリントリサーチ)」を自社開発。リサーチはプロダクト開発のインプット情報と位置づけ、プロダクトマネージャーと並走するリサーチャーを自負する。
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