ファインディは、IT勉強会支援プラットフォーム「connpass」において、同社主催のプロダクトマネージャー向けイベントを開催しているコミュニティ(PM Hub)のメンバーが、1000名を突破したことを5月20日に発表した。あわせて、プロダクトマネージャーによる生成AI活用に関するアンケート結果の一部を公開している。

connpassは、ビープラウドが運営するエンジニア向けのIT勉強会やイベントを検索・参加できるプラットフォームで、PM Hubはプロダクトマネージャーを中心とした知見共有や学び合いを目的としたコミュニティ。ライトニングトーク(LT)形式による「PM LT Night」を中心に、多くのプロダクトマネージャーが参加し、好評を得ている。
こうした取り組みの積み重ねによって、PM Hubのメンバーが1000名を突破した。今後もファインディは、プロダクトマネージャー同士の交流と実践的な学びの場を提供することで、日本におけるプロダクトマネージャーの挑戦を支えるコミュニティとして、より一層魅力的なイベントを企画・運営していく。
同社が3月に開催したイベント「PM LT Night 〜PMのAI活用最前線〜」の参加者を対象に実施したアンケート調査(有効回答数:78件)によれば、生成AIはドキュメント作成や市場調査・要件定義といった、上流工程の業務にも幅広く活用されている実態が明らかになっている。また、活用による効果としては、「業務効率の向上」(70%)をはじめ、「アイデアの質の向上」や「情報収集の効率化」といった創造性や意思決定支援に関わる成果が多く挙げられた。活用ツールとしては、「ChatGPT」が8割超で最多となり、「Claude」「Gemini」「NotebookLM」といった、多様なツールを併用する傾向もみられる。
その一方で、「情報の正確性・信頼性の判断の難しさ」「社員間のリテラシー格差」「プロンプト作成の難しさ」といった、組織的な活用に向けた課題も依然として存在するほか、自社プロダクトへの生成AI実装状況は「すでに実装済み」が43.6%、「開発を進めている」が15.4%、「前向きに検討しているが、まだ開発を進めていない」が38.5%と、プロダクトそのものへの組み込みも着実に進んでいることがうかがえる。
なお、同社は6月26日19時から、「プロダクトマネージャーLT Night 〜生成AI時代のPM×エンジニア 越境と連携の最前線〜」を、ファインディ本社(東京都品川区)のイベントスペースでの開催を予定している。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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