グロービス経営大学院は、大阪大学大学院工学研究科および北海道大学大学院生命科学院と共同で、新規事業開発のための実践的なスキルの習得を目指す科目「テクノロジー・リーンスタートアップ」を開講することを、7月24日に発表した。同科目は、10月から通学・オンラインでの開講となる。
テクノロジー・リーンスタートアップは、3校の在学生を対象に受講する学生がそれぞれ在籍する大学の制度に則って単位を取得できる。授業は、ビジネスの実践知を持つグロービス経営大学院の社会人学生と、工学・科学分野に精通した大阪大学または北海道大学大学院の学生との混成チームによるグループワークを中心に進行し、多様性のあるチームでの議論から学生同士の気付きや学びを深められる。
受講者は、アイデアを改善するサイクルを高速回転させつつ確かな提供価値を創出する事業案を磨きあげる、「リーンスタートアップ」の手法に沿ってプロジェクトを進め、プロジェクトを通してアイデアを素早く形にしてチーム内外のステークホルダーに共有し、そこで得られたフィードバックから示唆を見出す。最終日には、チームごとに3か月のプロジェクトを通して作成した、事業案の発表を行う。
講師は、リーンスタートアップおよびデザイン思考などの関連手法に通じ、新規事業開発に関する知見を有するグロービス経営大学院の教員が担当する。
授業では、事業案作成の基本構造や顧客の課題解決の流れを明確化する手法を学ぶことによって、迅速かつ柔軟に事業を改善していく能力を高める。また、初期収支計画の作成プロセスは、事前学習・復習用にグロービスが提供する動画教材などを活用し、これまで経営について学んだことがない別分野の大学院生でも、授業に参加しやすくする。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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