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ProductZine Dayの第3回。オフラインとしては初開催です。

ProductZine Day 2024 Summer

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ProductZineイベントレポート(AD)

顧客の感じているプロダクトの価値をデータから理解──効率と勝率を高める分析ツール「Mixpanel」

「ProductZine Day 2024 Summer」レポート

SansanにおけるMixpanelの活用法とは

 次に、MixpanelのユーザーであるSansanの乙幡氏が登場し、ユースケースを紹介した。Sansanではプロダクト改善に、頻繁にデータを活用している。乙幡氏が紹介した2つの事例をそれぞれ見ていこう。

Sansan株式会社 プロダクトマネジャー 乙幡祐生氏
Sansan株式会社 プロダクトマネジャー 乙幡祐生氏

事例1:プロダクト改善箇所の分析と重要度の理解

 Sansanのモバイルアプリでは、ニュース情報がプッシュ通知で配信される。その通知をタップするとSansanが立ち上がり、ニュースのフィード画面に遷移する仕様になっていた。しかし、ニュースの通知をタップしてSansanのフィード画面に遷移しても、該当のニュース記事が見つからない、というフィードバックが1件だけ届いていた。

 フィードバックはわずか1件だったが、乙幡氏自身がこの事象に遭遇した経験を持っていたことから、改善したほうが良いのではないかと考えた。だが、それでもたった2件である。バイアスがかかっている可能性を懸念した乙幡氏は、ほんとうにそれがユーザーの課題になっているのかをMixpanelの「ファネル機能」を使って確認することにした。

 結果、プッシュ通知をタップしたユーザーのうち過半数がニュース記事にたどり着けていないことが判明。課題の重要度を把握するとともに、改善策が必要であると確信した。他にも、機能リクエストがあった場合の影響度が低いケースを見極める、など優先順位決めにも活用している。

事例2:カスタマーリテンションのための、メール配信対象ユーザーの抽出

 エンドユーザーの満足度やスティッキネスは重要なものの、B2Bのサービスでは本当のユーザーの声を聞く機会がB2Cよりも更に限られる。Sansanは営業DXサービスのため、主なユーザーは営業部門の人だ。しかしSansanを導入するのは人事部や総務部、情報システム部などのケースも多い。そうした場合には、Sansanのカスタマーサクセス部が、主なユーザーである営業部門の人と直接会話して、より有効な活用方法を提案できる機会は限られている。

 そのためSansanのカスタマーサクセス部では、利活用の促進を目的として、既存顧客向けのセミナーを実施している。そのセミナーへ誘致するために、Mixpanelのイベントログ(直近1か月以内にログインしたユーザー、特定の機能を利用したユーザーなど)を活用したメール配信を行っている。

 セミナーの中に、Mixpanelで抽出した営業部門や営業企画部門のマネージャーのような参加者がいた場合、Sansanのカスタマーサクセス部からアプローチをすることで、活用状況や困りごとのヒアリング、リテンションや貴重な提案機会の創出につなげているのだ。

 上記2つの事例を受け、「プロダクトチームが他部署と協働する際に、データを活用することはあるか」と尋ねた松本氏。これに対し、乙幡氏は「私が所属する部署と他部署の間で意思決定をする際には、データをかなり活用している。根拠のない議論をしても最終的な着地に至らないので、定量情報は欠かせないものだ」と答えた。

 最後に、「MixpanelはBtoB、BtoCを問わず、さまざまなお客様にご利用いただいている。プロダクト内におけるエンドユーザーの行動を分析するのは、全ユーザーにインタビューするのと同等かそれ以上の価値がある。顧客の感じているプロダクトの価値を『データから』理解して施策を打つことで、プロダクト開発の効率と勝率を高めていける」と松本氏は語り、講演を締めくくった。

ユーザー行動をもっと深く知り、プロダクトグロースに活かしたい方へ

 UberやNetflixのようなリーダー企業が更にビジネスを伸ばすため、スタートアップがプロダクトマーケットフィットを見つけるためなど、Mixpanelは様々な用途で活用されています。手軽に始めるフリープランもご用意しています。無料相談や製品デモは、こちらからお気軽にお問い合わせください。

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この記事の著者

野本 纏花(ノモト マドカ)

 フリーライター。IT系企業のマーケティング担当を経て2010年8月からMarkeZine(翔泳社)にてライター業を開始。2011年1月からWriting&Marketing Company 518Lab(コトバラボ)として独立。共著に『ひとつ上のFacebookマネジメント術~情報収集・人脈づくり...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:Mixpanel, Inc.

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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https://productzine.jp/article/detail/2905 2024/11/15 12:00

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