リブ・コンサルティングは、同社の提供するSaaS経営シミュレーションゲーム「T2D3」研修を、hacomonoが受講したことを10月15日に発表した。
SaaS経営シミュレーションゲーム「T2D3」を使用した研修は、経営幹部育成や社内エンゲージメント向上に課題を感じている企業に向けたソリューションであり、リブ・コンサルティングの有する累計100社を超えるスタートアップ事業グロース支援の実績・ノウハウに基づいて開発され、研修パッケージとして提供されている。
hacomonoは、各担当領域におけるハイパフォーマー層を中心に、これから役割を広げていくために必要な「視野の広さ」を持たせるべく、同研修を受講したという。
研修は、hacomono側が事前にゲーム用のチームの会社名を決めていたり、会社のロゴを作っていたりと前のめりの状態でスタートし、ゲーム中も発言も多く終始盛り上がりを見せた。1つのマーケットに絞って戦い続けた結果、マーケットキャップで業績の伸びが鈍化してしまったり、ハードシングスの発生で事業・組織ともに沈んでしまったり……。ゲーム終了後には、「うちのチームはどうやったら勝てましたかね?」という質問が出るほどののめり込みようだった。
振り返りのパートでは、「うちの会社は今ここだな。このまま行くと、さっきのゲームと同じ道を辿ってしまいそうだ」「別のマーケットにも拡げていかないと」「施策を変えていかないといけないかも」といった、自社の事業状況と照らし合わせた振り返りも行われている。
受講者からは、「普段の業務では考える機会のない資金調達など含め、広い視野での疑似体験ができ、経営視点で考えることができたので気づきがあった。また、実務で取り組むべきことも改めて明確になった」「今回の『T2D3』研修を通じ、T2D3がどういうことか?どれくらい難しいのか?どれだけ俯瞰して戦況を見て、理想像から想像して判断することが大事なのか?を学び、解像度を上げることができた」「中長期的な仕込みを怠った経営を行うと、どういうことが起こるかを身をもって体感できた」といったコメントが寄せられた。
T2D3は、ARR5000万円程度のスタートアップ企業を8期にわたって経営し、ARR100億円の達成を目指す内容で、資本政策の策定、採用、マーケティング、セールス、プロダクト開発といった経営施策を行いつつ、リアルな経営判断を体験できる。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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