経営目標達成の鍵を握る、財務分析と事業戦略
進行途中で、筆者(スコレ株式会社 代表取締役 須藤奨、@Sudo_Sho)から、企業経営に取り組む際のポイントをいくつかレクチャーしました。
まずは、経営目標と経営戦略について。各チームが経営を通じて達成を目指すゴールについて再確認し、経営メンバー間で共通の目標を掲げます。
次に、その目標を達成するために長期的に掲げる仮説や方針、すなわち戦略について学習します。全社レベルで構築される戦略と、事業単位の戦略によって構成される経営戦略の要点について学びました。
さらに、今回は事業戦略に焦点を当て、各チームが取り組む事業において、誰にどのような価値を提供するのか、どうやって競合に対して優位性を築き「独占」に近い環境を作り出すのかを、各チームで改めて議論しました。
そして、経営目標の達成、戦略の策定にあたって重要な、財務諸表の読み方や分析方法についても学びました。自社の資金状況や競合の投資状況を分析する方法を理解することで、定量的に意思決定する方法を学習します。
その後、企業の経営が再開されると、自社の戦略が明確になったことで議論は一層活発になり、売上などの成果につながるチームも増えてきました。インプットとアウトプットを繰り返すことで、PMに必要なビジネススキルを “知っている” から “使える” 状態へと昇華させていくのです。ただ見聞きするだけでなく、実際に自ら体験することで学習定着率が飛躍的に向上するのも大きな特徴です。