SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

ProductZine Day&オンラインセミナーは、プロダクト開発にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「ProductZine(プロダクトジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々のプロダクト開発のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

ProductZine Dayの第4回。オフラインとしては2回目の開催です。

ProductZine Day 2025

ProductZine Day 2025

キーパーソンインタビュー

ユーザーの行動分析をプラットフォームとして提供し、プロダクトの磨き込みと事業の全体最適を支援する「Amplitude」


現場での試用と議論が活用への近道、実践的なノウハウも豊富に公開

──Amplitudeの新規顧客は、どのような形で使い始めることが多いのでしょうか。

 無償で提供しているトライアル版を直接使っていただくこともあれば、パートナーとの販促活動や、ハイタッチでの営業なども行っています。今のところ、パートナー企業との新規顧客の開拓が主ですが、日本に限らず市場全体で、お客さまとの直接の関係性構築についても積極的に行っています。

 お客さまの窓口になる方はさまざまで、マーケティング部署の方もいれば、プロダクトマネジメント担当の方もいます。彼らは、プロダクトに革新をもたらすのに必要な気づきをわれわれのプラットフォームから得て、プロダクトに反映していきたいと考えていらっしゃいます。他にも、エンジニアやデータサイエンティストの方々ということもあります。

 特に日本のお客さまにアドバイスさせていただくのは、このように組織にさまざまなステークホルダーがいるので、皆さんで一緒にプラットフォームを使っていただきながら、どのように活用していくのかを話し合っていただくのが一番よいと考えています。

 ノーススターメトリック(NSM)を見つける方法などは非常に人気がありまして、具体的な手順やガイドラインを示した「ノーススター・プレイブック」を提供したり、「ワークショップ」なども頻繁に開催したりしています。

 後は、グローバルで「Amplitude Academy」というものも開催しています。やはりプロダクトのコミュニティを強化していくことが、ツールを使って成功するということにもつながっていくので。

───日本の潜在的なお客さまに対して一番伝えたいことは何ですか?

 最終的に企業が成長するには、組織横断的な専門組織(Center of Excellence)をデジタルエクスペリエンスに対して構築しなければならないと考えています。

 カスタマージャーニーがどんどん複雑になっていくなかで、デジタルアナリティクスのプラットフォーム、なかでもAmplitudeは最良の選択肢になると思っています。特に、インサイトを取得してすぐに具体的な行動に移せるのが強みです。

──読者が興味を持った場合、おすすめの次のステップはありますか?

 お客さまの目的にもよるので、まずはユースケースをお聞きし、それに適したデモンストレーションや、概念実証(PoC)のお手伝いを行わせていただくと思います。

 また、過去2年間において「Amplitude Made Easy」というプロジェクトを推進してきまして、お客さまがAmplitudeのデータから15分間でインサイトを得るようにするといったものがあります。こちらもオススメかもしれません。

──最後に日本のユーザー、またはこれからのユーザーに対してメッセージとか、何かあればお聞かせください。

 まず、既存の日本のお客さまに感謝を申し上げます。皆さまのおかげで日本にフィットする製品をつくることができました。引き続き、ローカライゼーションには力を入れていきます。

 まだお客さまではない方、ご検討中の方には、現在企業内では数多くのツールがさまざまな部署で使われていると思うので、ぜひAmplitudeを使ってそれらを統合する機会を得ていただければと考えています。プロダクトを磨き込むのに有用なインサイトを得られますし、カスタマーエクスペリエンスの変革も実現できると思います。

──ありがとうございました。

この記事は参考になりましたか?

キーパーソンインタビュー連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

斉木 崇(編集部)(サイキ タカシ)

株式会社翔泳社 ProductZine編集長。 1978年生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科(建築学専門分野)を卒業後、IT入門書系の出版社を経て、2005年に翔泳社へ入社。ソフトウェア開発専門のオンラインメディア「CodeZine(コードジン)」の企画・運営を2005年6月の正式オープン以来担当し、2011年4月から2020年5月までCodeZine編集長を務めた。教育関係メディアの「EdTechZine(エドテック...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

ProductZine(プロダクトジン)
https://productzine.jp/article/detail/3453 2025/05/28 13:31

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

ProductZine Day&オンラインセミナーは、プロダクト開発にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「ProductZine(プロダクトジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々のプロダクト開発のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング