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ProductZine Dayの第3回。オフラインとしては初開催です。

ProductZine Day 2024 Summer

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プロダクトの将来を見据えた、チームの合意形成・コミュニケーションの工夫


 チームのコラボレーションを支援するクラウドサービスを多数展開しているヌーラボ。自分たちでもサービスを使いながらプロダクトを磨き上げてきたといいます。本稿では、そのうちビジネスチャットツール「Typetalk(タイプトーク)」の開発課長を務める吉澤毅さんに、プロダクトの円滑な成長に必要なコミュニケーションの取り方、プロジェクトの進め方のコツを解説いただきます。(編集部)

はじめに

 私が勤めているヌーラボは福岡に本社がありますが、東京、京都にもオフィスがあります。私は主に東京で12年にわたって弊社が提供しているコラボレーションツール(プロジェクト管理ツールオンライン作図ツールビジネスチャットツール)を主に駆使しながらリモートワークをしてきました。その12年のうちに私はプロダクトを立ち上げ、エンジニアからプロダクトの開発課長となりました。

 その時間の経過とともに社員数も増え、チームメンバーも増えました。しかし人数が多くなってくると、少人数のときに行っていたコミュニケーションではうまく伝わっていない、どこか納得感が得られていないと感じることが増えました。

 そこで、コミュニケーションの取り方、プロジェクトの進め方(合意形成)を何回も重ね、反省を繰り返しながらやり方を変えてきました。今回はプロジェクトを開始し進めていくところで発生するコミュニケーションを例に、どのような方法を取り入れているのか共有してみたいと思います。

ビジョン・ミッションの作成

 プロダクトをつくっていく上でさまざまな機能や施策が出てきますが、時間の経過とともに当初思い描いていた目指すべきものが徐々に風化していってしまったと思います。プロダクトに関わって7年ほど経過していますが、作り始めて3年ぐらい経過したあたりからチームメンバーからは、「なぜこれをやるのか?」という疑問が出るようになってきたと感じます。

 そこでプロダクトは何を解決していくのか、ユーザーをどういう状態にしたいのか、これらをビジョン・ミッションに当てはめて定義しました。プロダクトを作成する当時も考えていなかったわけではありません。しかし、当時は言葉をドキュメントに落とし込むところまで行っていませんでした。

 ビジョン・ミッションを改めて言語化することで、「なぜ私たちがプロダクトをつくるのか?」という疑問に改めて向き合い、チームメンバー全員が同じゴールを向けるところから始めました。ビジョン・ミッションを言語化し、ドキュメントに落とし込むことで、いつでもすぐにそれらを参照できるようにしました。

プロダクトの共通のゴールを検討している様子
プロダクトの共通のゴールを検討している様子
プロダクトで何を解決し、ユーザーをどういう状態にしたいかを定めた
プロダクトで何を解決し、ユーザーをどういう状態にしたいかを定めた

 言語化しドキュメントに落とし込んだことによって、プロダクトの方針を決めるにあたりビジョン・ミッションと合致しているかどうかで判断しやすくなりました。チームメンバーにやりたいことを伝える際にも、それがどう自分たちのビジョン・ミッションにつながるのか説明することで、納得性が以前より増したと考えています。

次のページ
プロジェクトの目的をステークホルダーと合意を取る

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この記事の著者

吉澤 毅(株式会社ヌーラボ)(ヨシザワ ツヨシ)

株式会社ヌーラボ サービス開発部 Typetalk 課 課長。 2009 年にエンジニアとしてヌーラボに入社。受託開発を中心に自社サービス Backlog、 Cacoo の開発に携わる。ユーザーとのミートアップをきっかけに、ビジネスコミュニケーションを促進する法人向けチャットツール Typetal...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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