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キーパーソンインタビュー

ものづくりに強い日本が「デジタルのものづくり」で成功するには──プロダクトアナリティクス大手AmplitudeのCEOに聞く

 デジタルプロダクトをローンチしてもユーザーがどのように使っているのか分からない──その疑問に答えるのがプロダクトアナリティクスだ。2012年よりこの分野に取り組んできた大手Amplitudeは5月末に年次イベント「Amplify 2022」を米国で開催。現地で共同創業者兼CEOのSpenser Skates氏に話を聞いた。

プロダクトづくりにおいて、なぜプロダクトアナリティクスが必要なのか

──Amplitude創業の経緯について教えてください。

 われわれは当初、Sonalightとして音声をテキスト化するアプリを開発していました。その時に、「アプリがどのように使われているのか」「どこでユーザーはつまずいているのか」「イライラを感じているのか」「共通してよいと評価してもらっているのはどこか」などについて知りたいと思ったのですが、当時われわれの疑問に答えられる製品はありませんでした。ダウンロードの数、ユーザーの数などのことは分かりますが、これらは本当に価値あるインサイトは得られない「見栄えのよい虚栄の指標(vanity metrics)」にすぎません。

 そこで自分たちで、これらを実現する製品を構築したのですが、それを見た他の企業から、自分たちも同じものを使いたいと言われるようになりました。企業はどこも単なる虚栄の指標ではなく、カスタマージャーニー(顧客が製品の購入やサービスの利用に至るまでの道のり)を把握したいと思っていたのです。

 市場があると実感したことから、Sonolightの開発を終了し、プロダクトを分析するためのインフラ構築に専念することにしました。これが2012年のことです。2年後の2014年にAmplitudeをローンチしました。

──日本ではまだプロダクトアナリティクスの認知は高くありません。なぜプロダクトアナリティクスを使う必要があるのでしょうか?

 プロダクトを公開し、ユーザーが増えたとします。しかしユーザーはどの機能を気に入っていて、どの機能を使いにくいと思っているのかは分かりません。事実が分からないままプロダクトを改善するのは非効率です。

 プロダクトアナリティクスを使うと、それが分かるようになります。つまり、プロダクトアナリティクスはモバイルアプリやWebサイトの操縦室(コックピット)のようなもので、プロダクトを構築する人はプロダクトアナリティクスを使いながら、自分たちのプロダクトが狙い通りの効果をもたらしているのかを知ることができます。どのように使われているのかが分かれば、さらにプロダクトの機能やUIを改善できます。

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海外で成功しているインターネット企業と、国内企業との違いとは

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この記事の著者

末岡 洋子(スエオカ ヨウコ)

フリーランスライター。二児の母。欧州のICT事情に明るく、モバイルのほかオープンソースやデジタル規制動向などもウォッチしている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://productzine.jp/article/detail/1120 2022/06/23 14:00

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