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ProductZine Day 2024 Winter

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プロダクトマネージャーを志したら考えたい2つのこと

役職として名乗ることの重要性──プロダクトマネージャーを志したら考えたい2つのこと

プロダクトマネージャーを志したら考えたい2つのこと(前編)

 「プロダクトマネージャーになりたい」という声が増えてきた一方で、所属する会社にプロダクトマネージャーのポジションが確立されていないことも多く、そのハードルは比較的高い。エンジニアやプロジェクトマネージャーを経た後、メディア業界一筋のプロダクトマネージャーとして、現在PIVOTで活躍する蜂須賀大貴さんが、その課題について2つの視点で切り込みます。前編では、プロダクトマネージャーという肩書から入ることの重要性について。(編集部)

役職「プロダクトマネージャー」を名乗る重要性

 プロダクトマネージャーを志すきっかけにはさまざまなケースがある。

  • 周りから指名された
  • 上司から任命を受けた

 このほかにも派生した類似のケースはあると思うが、これらは大別すると「自分のため」「会社のため」の2種類に分類できる。

 そのいずれにおいても、長く短い人生の大半を過ごす仕事時間における自身のポジショニングは、大事な選択になるのはいうまでもない。そのため、いずれのタイプでも、自分の思考を言語化できるレベルまでクリアにしておくことが大切だ。

 筆者自身も上記と関連して、これまで多くの方から以下のような相談を受けてきた。

  • なりたいけれど、会社に「プロダクトマネージャー」という役割がない
  • 役割はあるけれど、なり方が分からない
  • 自分がやりたい業務やタスクは「プロダクトマネージャー」っぽいけれど自信がない

 ここで多く聞かれる妥協案が「正式に役職は与えられていないけれど、今の役割のままプロダクトマネージャーの仕事も追加でやります」という声だ。結論を述べると、これは絶対におすすめしない。なぜなら、以下のようなモチベーションの低下につながる要因が多く潜んでいるからだ。

  • 弊害1:今の役割の評価基準と合致していなければ、どんなに頑張っても評価されない
  • 弊害2:次のキャリアにつながらない
  • 弊害3:現在の役割の職務として自然と取り入れられ、今後も新しい役割が生まれづらくなる

次のページ
プロダクトマネージャーを名乗らないことによる3つの弊害

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この記事の著者

蜂須賀 大貴(ハチスカ ヒロキ)

 新卒から一貫してメディア/エンタメ業界に従事し、プロダクトマネージャーとして、キー局、映画会社、VOD事業者をはじめとする多くのメディア企業のプロダクト/プロジェクトを担当。大企業、フリーランス、複業、スタートアップとあらゆる形態でのプロダクトマネジメントを経験  現在はPIVOT株式会社にて、プロダクトマネージャー。  また、Developers Boost 2019 におけるベストスピーカー賞 第二位など、主にアジャイ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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