編集部注
記事掲載時点(2023年12月)では、当該セッションについては未公開だが、イベント登録者にはEventHubで順次公開が予定されている。
Mind the Productは、共有されるコンテンツだけでなく出会いも価値
「Mind the Product」はプロダクトマネージャー(PM)のための国際的なコミュニティで、テイト氏は同コミュニティのマネージングディレクターであり、自身もプロダクトマネージャーとして15年以上の経験を持つ。テイト氏はこれまで旅行業界のプロダクト開発やコンサルティングに従事してきた。Mind the Productについてテイト氏は「プロダクトマネージャーたちと会えてお互いから学べる、そして仕事を進める上で必要なサポートをもらえる、素晴らしいコミュニティ」と話した。
「Mind the Product」のミッションは、プロダクト関連の職業に従事する人々の成功を支援することにある。この目的を達成するために、会議、コンテンツ、イベントなどを通じて人々をつなげる活動を行っている。ロンドンやサンフランシスコでの大規模な会議、研修講座などがその一例である。日本においても、「ProductTank Tokyo」という交流会が定期的に開催されており、国内のプロダクト関連の専門家が集う場となっている。
ワカマツ氏は、これらのイベントがどのような役割を担うかという質問をテイト氏に投げかけた。Mind the Productの参加者にとってイベントは2つの重要な側面を持つ。1つはコンテンツで、登壇者の経験や教訓の共有は参加者にとって非常に有益であり、新しい技術との出会いやヒントとなる。もう一つはイベントで出会える人々だ。
テイト氏は「この仕事を始めたばかりの頃はネットワークについて過小評価していました。同じ企業に10年ほど勤め、会社のメンバー同士で学んでいたものの、外部の手法を取り入れようとしませんでした。しばらくするとプロダクトは停滞し、改良する余地について理解が遅れました。今は他の人たちと話し合うことで新しいことをもっと速く学べるようになり、プロダクトをよりよくできるようになっています」と述べた。