ウルシステムズは、同社のコンサルタントらが翻訳したデータ利活用の解説書『実践DataOps』を、5月28日に翔泳社から発売した。B5変・280ページで、税込価格は3828円。
「DataOps」はソフトウェアの開発手法「DevOps」をデータ利活用に応用したもの。「DevOps」ではプロセスやツールを駆使して開発部門と運用部門の壁を取り除き、高品質なソフトウェアをスピーディーに開発できるようにする。
同様に「DataOps」は経営層や事業部門、IT部門、データ分析チームが連携し、データの収集・分析から活用まで一連のサイクルを円滑に行えるようにする。データ利活用を一過性ではなく継続的な取り組みに昇華させるための指針となる。
データサイエンティストをこれから採用しようとする組織でも、すでに協業している組織でも、データサイエンティストだけでなく情報管理者、エンジニア、ステークホルダーなど、関係するすべての人々を巻き込むチーム作りがなされていなければあらゆる箇所がボトルネックになりうる。
同書は「DataOps」の包括的な知識と実践的な導入ステップを解説した書籍で、米国でデータサイエンティストとして活動するHarvinder Atwal氏による著書『Practical DataOps: Delivering Agile Data Science at Scale』を邦訳したもの。翻訳チームのメンバーは企業のデータ利活用を数多く支援しており、同書の内容がデータ利活用に取り組む国内の人々の助けになると判断し、今回翻訳することとなった。
同書では、20年以上にわたってデータアナリティクスの現場で活躍してきたAtwal氏が提案する、データ利活用を根本から効率化するための方法論がまとめられている。アジャイルプラクティス、リーンシンキング、データアナリティクス、「DevOps」といった手法を組み合わせながらすべての人を巻き込むチーム作りを目指す「DataOps」について学べる。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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