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ProductZine Dayの第3回。オフラインとしては初開催です。

ProductZine Day 2024 Summer

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イベントレポート

プロダクトマネージャーは経営視点をどう身につける?──経営シミュレーションゲームによる実践的な学びのススメ

「PM Academia #1」イベントレポート

経営視点を身につけるには? 内発的動機と定着率を高めるために

 では、どのように経営視点を身につけていけば良いのでしょうか。横道氏は、そもそも「何かを学ぶ」際には次の3つのポイントが重要だと話します。

 まず1つ目は、内発的動機を自覚することです。成し遂げたいことや好奇心、キャリア上昇志向など、自身が学ぶ強い動機を自覚していることが、スキル獲得において重要な要素となります。

 2つ目は、自分自身の得意な学習方法を理解することです。例えば、V(Visual):視覚学習、A(Aural):聴覚学習、R(Read/Write):読み取り・書き取り学習、K(Kinesthetic):運動学習のうち、自分に合った学習方法が何かを知ることで、より効率的に学ぶことができます。

 そして3つ目は、体験を通じて必要な学びを身につけることです。ただ見聞きするだけでなく、実際に自ら体験することで学習定着率が飛躍的に向上します。

出典:キャリア教育ラボ,「平均学習定着率が向上する「ラーニングピラミッド」とは?」(2018年7月12日)

 経営視点を身につける場合であっても、内発的動機を自覚し、自分に合った学習方法を理解した上で、経営・ビジネスを実践せざるを得ない環境に自らを置くことで、その獲得が可能になるのです。

次世代の経営シミュレーション(BMG)を実践

 PMとして経営視点を身につける意義と、体験を通じた学びの重要性が語られた後は、スコレ株式会社が提供する企業経営シミュレーションゲーム(Business Management Game/以下、BMG)の実践へ。

 PMに求められる経営視点や戦略的思考、財務分析能力など、Technology、Users寄りのPMにとって身につける機会の少ないビジネスコアスキルを、楽しく、実践的に習得することを目指します。

 早稲田大学ビジネススクール(早稲田大学MBA)監修のもと開発され、次世代リーダーの育成を目的に同スクールの授業にも導入されているBMGでは、少人数のチームに分かれ、ビジネスモデルの基礎となる製造メーカー企業の経営に取り組みます。

 まず、複数のチームに分かれて会社名、経営理念、経営方針、役割分担などを議論し、各チームの社長が企業概要を発表してからゲームがスタートしました。

 BMGでは、5000万円の資本金をもとに最大で5年間企業を経営します。市場調査や競合調査を実施し、情報収集・分析を行った上で、立てた戦略に基づき資金調達や人材採用、モノづくり、広告宣伝、販売活動などの行動計画を策定します。

 リアルな経営環境の再現を追求したBMGに取り組む過程で、チームごとに活発な議論が行われました。BMGはチーム対抗戦なので、全チームが四半期ごとの意思決定を完了すると、次の期へと進んでいくことになります。

 「PM Academia #1」には、LINEヤフー、ログラス、キャディ、メルペイ、セーフィー、カケハシなど15社以上の企業から、プロダクトマネジメントに携わる、PM、Engineer、Designer、BizDevの方々が総勢30名近く参加し、多様性に富んだ議論が展開されました。

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経営目標達成の鍵を握る、財務分析と事業戦略

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この記事の著者

須藤 奨(スコレ株式会社)(スドウ ショウ)

スコレ株式会社 代表取締役。LINE株式会社にて広告事業本部長を務め、年商1,000億円規模のインターネット広告事業、プロダクトマネジメント組織を統括した後、スコレ社を創業。現在は経営シミュレーションを活用した次世代リーダー育成に取り組みながら、兼業先のデジタル庁では日本のDXに取り組む。早稲田大学大学院 経営管理研究科卒(MBA) / インド経営大学院バンガロール校(留学)/ X: @Sudo_Sho

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://productzine.jp/article/detail/2974 2024/10/31 11:00

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