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ProductZine Day&オンラインセミナーは、プロダクト開発にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「ProductZine(プロダクトジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々のプロダクト開発のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

ProductZine Dayの第2回開催です。

ProductZine Day 2024 Winter

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「pmconf 2022」が開催。日本のプロダクトマネージャーに対する大規模調査の結果も同日公開

 「プロダクトマネージャーカンファレンス 2022」が今年もオンラインで11月2日に開催された。

 プロダクトマネージャーカンファレンス(略称、pmconf)は、企業や組織の壁を越えて情報共有や人材交流を行うことにより「日本におけるプロダクトマネジメントを普及・発展させること」を目的としたイベントで、2016年から毎年開催されており、今年で7回目の開催となる。

 従来は対面形式のカンファレンスとして実施されていたが、コロナ禍の影響を受けて2020年からは、YouTube Liveでの配信を利用したオンライン開催に移行した。一方で、コミュニケーションサービスの「Discord」を利用した交流スペースも用意することで、参加者同士の会話やネットワーキングの機会を用意し、イベントの目的に対するユーザー体験が損なわれないような工夫も行われている。

Discordでの当日の交流の様子。講演終了後も参加者のネットワーキングを促すような工夫が行われ、テキストおよび音声での交流が行われた。イベント終了後もしばらくスペースは維持される
Discordでの当日の交流の様子。講演終了後も参加者のネットワーキングを促すような工夫が行われ、テキストおよび音声での交流が行われた。イベント終了後もしばらくスペースは維持される

 イベント参加費を無料にした昨年を機に参加者数を大きく伸ばし、今年も最終的に4383名の登録があったことが発表され、プロダクトマネジメント界隈に関する関心の高さを伺わせた。

最終的には4383名がイベントに参加を申し込んだ。今年も参加者の職種やプロダクトマネージャー歴といった属性が紹介された。プロダクトマネージャーの割合は42.9%と、昨年(40.9%)より少し増えている
最終的には4383名がイベントに参加を申し込んだ。今年も参加者の職種やプロダクトマネージャー歴といった属性が紹介された。プロダクトマネージャーの割合は42.9%と、昨年(40.9%)より少し増えている

 また、今年はイベント翌日に対面(オンサイト)での交流会を企画したり、日本で働くプロダクトマネージャーに対する大規模調査を行ったりといった新しい試みも行われた。大規模調査については、イベント当日の夕方にレポートとして公開されており、誰でも無料で入手することができる(サンプル数677のデータをもとにした54ページのPDF)。

 なお、元データも二次利用がしやすいクリエイティブ・コモンズのライセンス(CC BY 2.1 JP)で公開されており、実行委員会の横道稔氏もクロージングセッションでの紹介時に、「レポートにあるのは一考察にすぎず、コミュニティや皆さんの会社でもディスカッションを行い、さまざまなインサイトを得て欲しい」と積極的な活用を促した。詳しくはダウンロードできるPDFのレポート最終ページで言及されている。

 当日は、プロダクトマネジメントに対する関心が高まる一方で、関係者が増えたことで意見が乱立している背景を受け、すそ野が広がった今だからこそ原点に立ち返り、そこから進化したいという想いをもとに、「回帰と進化(Returning but Evolving)」というテーマが据えられ、計43セッションの発表が行われた。

 最大5トラックの並列講演だったため、一部のセッションしか視聴することはできなかったが、冒頭の開幕の挨拶で、後日セッションのアーカイブ録画が参加者に対し公開される旨が告知された。現在、プロダクトマネージャーカンファレンスのYouTubeチャンネルでは2021年開催のセッション録画が一般公開されているため、今回のイベント登録者以外でも視聴できる可能性がありそうだ。

 Discordのスペースは、イベントに参加登録したユーザー限定で公開されているが、Twiterのハッシュタグ「#pmconf2022」を追えば、当日の感想や、発表者が公開した講演資料なども確認することができる。

 なお、イベントは24名におよぶボランティアスタッフの献身と、多くのスポンサー企業による協賛によって運営されたことも発表されている。今年も貴重な場を提供してくれたことに感謝の意の述べたい。

24名のボランティアスタッフの方々。イベント当日は講演の司会進行の他、Discord上でフォローや場を盛り上げるな活動も
24名のボランティアスタッフの方々。イベント当日は講演の司会進行の他、Discord上でフォローや場を盛り上げるな活動も
ゴールドスポンサー・シルバースポンサー・メディアスポンサー・パートナーの各社
ゴールドスポンサー・シルバースポンサー・メディアスポンサー・パートナーの各社
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この記事の著者

斉木 崇(編集部)(サイキ タカシ)

株式会社翔泳社 ProductZine編集長。 1978年生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科(建築学専門分野)を卒業後、IT入門書系の出版社を経て、2005年に翔泳社へ入社。ソフトウェア開発専門のオンラインメディア「CodeZine(コードジン)」の企画・運営を2005年6月の正式オープン以来担当し、2011年4月から2020年5月までCodeZine編集長を務めた。教育関係メディアの「EdTechZine(エドテック...

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