SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

ProductZine Day&オンラインセミナーは、プロダクト開発にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「ProductZine(プロダクトジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々のプロダクト開発のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

ProductZine Dayの第2回開催です。

ProductZine Day 2024 Winter

ProductZine Day 2024 Winter

ProductZineニュース

エモーションテック、従業員の顧客理解を促進するフレームワーク「評価ギャップマトリクス」を開発

 エモーションテックは、従業員による自社評価と顧客評価のギャップから未知の課題と強みを可視化するフレームワーク「評価ギャップマトリクス」を開発したことを、11月29日に発表した。

「評価ギャップマトリクス」のイメージ
「評価ギャップマトリクス」のイメージ

 評価ギャップマトリクスは、提供サービス(顧客体験)に関する従業員による自己評価を縦軸、顧客による評価を横軸にプロットしたフレームワーク。従業員による自己評価と顧客評価の違いが引き起こす、それぞれの顧客体験の状態を「サービス評価のズレ」「ロイヤルティの源泉」「既知の課題」「意外な強み」の4区分に整理することで、企業にとっての未知の課題や強みを把握できる。

 全国に複数店舗を構える小売企業の協力を得て、従業員と顧客を対象にそれぞれに店舗の推奨度、および各体験の評価についての調査が行われた、評価ギャップマトリクスの実証実験では、従業員による自己評価が過大である店舗(従業員の評価が顧客の評価を上回っている)と比較して、従業員による自己評価が顧客評価と同等もしくは過少である店舗では、収益力が高いことがわかった。

 また、従業員による自己評価が過大である店舗と比較して、従業員による自己評価が顧客評価と同等もしくは過少である店舗では、顧客ロイヤルティも高い傾向がみられるほか、各顧客体験について自組織の弱みと強みを正しく認識できていることが明らかになっている。

 一方で、従業員による自己評価が顧客評価よりも過大である店舗では、自組織の弱みであるはずの体験を過大評価する傾向にあり、とりわけ「顧客ロイヤルティに影響が大きい体験」は顧客評価とのズレを埋める必要があるものの、これらの店舗は影響の大きい体験も過大評価しやすい傾向がみられ、その結果NPSが低水準となっている可能性が示唆された。

関連リンク

この記事は参考になりましたか?

ProductZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)

「プロダクト開発」にフォーカスしたオンラインメディアです。プロダクトマネージャーや、プロダクトマネージャーを目指す方をはじめ、チームメンバーや事業責任者、テックリードなど、プロダクト開発を「正しく」進めていきたいすべての人のために、プロダクトマネジメントに関するあらゆる知見をお届けします。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

ProductZine(プロダクトジン)
https://productzine.jp/article/detail/1467 2022/11/30 13:30

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

ProductZine Day&オンラインセミナーは、プロダクト開発にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「ProductZine(プロダクトジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々のプロダクト開発のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング