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ProductZine Day&オンラインセミナーは、プロダクト開発にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「ProductZine(プロダクトジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々のプロダクト開発のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

ProductZine Dayの第3回。オフラインとしては初開催です。

ProductZine Day 2024 Summer

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特集記事(AD)

「UXデザインを武器にあらゆるプロダクトに挑戦できる」──ニジボックスのクリエイター職の魅力とは

 近年、さまざまなプロダクトの開発において「UXデザイン」の視点が欠かせないものになっている。プロダクトを利用するユーザーのニーズへ正しく寄り添い、ユーザー体験(UX)全体を設計することが、単純な機能や見た目以上の差別化要因となるためだ。リクルートグループの「ニジボックス」は、UXデザインの考え方に基づいたプロダクトづくりを実践する制作会社である。同社では、どのようにUXデザインの方法論を取り入れた「ものづくり」を行っているのか。また、同社のクリエイターに求められるスキルやマインドセットはどのようなものかについて、UX・ディレクション室に所属する2人の社員に話を聞いた。

リクルートから生まれたニジボックスが持つ「2つの顔」

──はじめに「ニジボックス」の概要と、お二人のプロフィールについて紹介をお願いします。

吉川:UX・ディレクション室の室長を務めている吉川です。株式会社ニジボックスは株式会社リクルートのR&D機関メディアテクノロジーラボより2010年に分社独立しました。当初はソーシャルゲーム事業などをメインに行っていましたが、現在はオンラインサービス事業を中心にリクルートや、さまざまな企業様に対してUXデザインを含めた制作支援を行っています。

吉川聡史(よしかわ・さとし)氏

 UX・ディレクション室 室長 兼 プロダクト推進部 部長。

上野:UX・ディレクション室クライアントソリューション部部長の上野です。吉川と私が所属する「UX・ディレクション室」は、ニジボックスでUXデザインを担当するグループとWeb制作のディレクター組織を拡大統合する形で生まれました。近年、クライアントから受注する案件で、単なるWebサイト制作だけでなく、UXデザインも含めたサービス設計の段階から依頼をいただくケースが増えており、われわれの強みであるUXから制作まで一気通貫で対応できる組織としていく意味を込めて、2021年に現在の「UX・ディレクション室」という部門名になっています。

上野由夏子(うえの・ゆかこ)氏

 UX・ディレクション室 クライアントソリューション部 部長。

──UX・ディレクション室には、上野さんが所属する「クライアントソリューション部」以外に、どのような部があるのでしょうか。

吉川:UX・ディレクション室には、大きく2つの部があります。私が部長を兼任している「プロダクト推進部」と、上野が部長を務める「クライアントソリューション部」です。

 「プロダクト推進部」は、親会社であるリクルートのプロダクトに参画して制作を行うチームで、「クライアントソリューション部」は、主にリクルート以外のクライアントからの受託制作を担当しています。現場で、クライアントと直接やり取りをしながら制作を進める職務としては「Webディレクター」と「UXデザイナー」があり、プロダクト推進部には主にWebディレクターが、クライアントソリューション部にはWebディレクターとUXデザイナーの両方が所属しています。

ニジボックスにおける「Webディレクター」「UXデザイナー」の役割

──ニジボックスの「Webディレクター」と「UXデザイナー」は、それぞれどのような仕事をしているのですか。

吉川:Webディレクターについては、リクルートの案件か、その他の受託案件かで、若干仕事内容が変わります。共通する部分としては、ヒアリングに基づいた要件定義から納品、さらには納品後の改善を含む、全体的な工程の進行と管理があります。リクルート向けの案件では、職種がさらに「プランナー」と「制作ディレクター」に分かれ、プランナーが画面設計までを行い、制作ディレクターが、それをより詳細な制作作業に落とし込む部分を担当します。

上野:UXデザイナーは、クライアントへのヒアリングや調査を通じて、プロダクトで解決すべき課題を見つけ出し、それを実現するためには、どのようなUIや画面遷移、サービス構造が必要なのかを考えて提案するという、コンサルティング的な仕事をしています。

 ニジボックスのUXデザイナーは、特に「UXリサーチ」の部分に専門性があり、課題に応じた調査手法の選定から、調査の設計と実施、調査後の分析とレポーティング、関連するスケジュール管理や顧客折衝、QCD管理までを幅広く行っています。リサーチ後の制作までスコープに入る場合には、部内のディレクターも交えて、担当範囲を調整しながら進めています。

──UXデザイナーという職種は比較的新しいものだと思うのですが、現在ニジボックスに所属しているUXデザイナーは、どのようなキャリアを持つ人がいるのでしょうか。

上野:「UXについて、まったく未経験」という人もいれば、以前はリサーチ会社にいた人など、バラエティに富んでいますね。

 私自身も、一時期UXデザイナーとして仕事をしていたことがあります。私の場合は、ニジボックスに新卒で入社し、営業やソーシャルゲームのプランナー、Webディレクターなどを経てUXに関わるようになりました。社内でのキャリアパスとしては、私と同様にWebディレクターを務めた後に、UXデザイナーになっている人が多い印象です。

 Webディレクターをやっていると、クライアントに対して「このUIが良いと思います」「こういう画面構成にしましょう」と提案した際、「その根拠はなんですか?」と聞かれることがよくあります。そのときは以前であれば「競合サイトとの比較検討」や「Webディレクターとしての自分の経験則」のようなものを材料に説明をしていたのですが、UXの観点を持つことで「実際にユーザーに聞いたこと」や「ユーザーの行動を分析した結果」を根拠にして、自信と、より強い説得力を持って提案ができるようになります。特に、ディレクターとして、そうした場面で「もどかしい」思いをした経験がある人は、「UXデザイナー」の仕事に高い価値を感じるように思います。

専門スキル以上の武器になる「活躍するための基礎力」とは

──ニジボックスで活躍できるWebディレクターやUXデザイナーの人物像とはどのようなものでしょうか。

吉川:職種としての高い専門スキルがあれば、それはたしかに武器になります。ただ、いずれの職種にも共通する理想像としては「自分から新しいことを能動的にインプットして、分からない部分を整理できる力」「今がどういった状況かを正しく把握し、そこから課題の解決に向けて何をすればいいかを整理できる力」を持っていることでしょうか。

 その上で、目指すゴールに対して、論理的に「こういうことをしたい/すべきだ」と提案できる人にとっては、活躍の場が多い会社だと思います。

──現在、ニジボックスで活躍されている社員には、どのようなキャリアを持った方がいますか。

吉川:他の会社でWebディレクターを含む制作に携わっていたという人も多いのですが、それ以外にも、テレビ制作会社のアシスタントディレクターだったり、雑誌の編集者だったりと多彩ですね。Web業界だけでなく、さまざまな業界からやってきて、ニジボックスになじんでくれているメンバーは多いと思います。

上野:職種のバラエティという意味では「以前は提案型の営業職だった」という人もいます。クライアントとコミュニケーションしながら「なぜ、このサイトが必要なのか」について、説得力を持って提案するという部分で、前職と通じる部分があったのかもしれません。

吉川:ニジボックスは設立から13年になりますが、社員の平均年齢は30歳を若干超えるくらいなので、中途で入ってきた人も活躍しやすい環境だと思います。

“2つの側面”があるからこそ「やりたい仕事」ができる

──社内の雰囲気について聞かせてください。

吉川:ニジボックスは2022年に、企業としての新しいミッション、ビジョン、バリューを定めました。ミッションは「⽇本の持続可能な経済成⻑に貢献するため関わる全ての企業やサービスを成⻑させる」、ビジョンは「サービスグロース分野で想起率No1の企業となる」、バリューは「真面目に柔軟に」「助け合い高め合う」「変化の主体者となる」というものです。

 特に「真面目に柔軟に」「助け合い高め合う」という2つのバリューは、社内社外に対してニジボックスの従業員の印象をヒアリング調査した結果、改めて明文化しました。部門や職種に関係なく、互いに少しずつ「染み出し」ながら、助け合って成長を目指す社員の様子が表れていると思います。他の会社からニジボックスにやってきた人の多くは、まず「“人”がいい」と言ってくれるのがうれしいですね。

上野:イベントとしての「勉強会」も社員が主体的に企画して行われており、毎回、職種の垣根を越えて多くの社員が参加しています。また、日常業務の中でも、例えば、課題の抽象度が高く、どう取り組めばいいか糸口がつかめず悩んでいるような時に、相談に乗ってくれたり、アイデアの整理に付き合ってくれたりする人が多くいます。社員のみんなが「当たり前」の感覚として、助け合える雰囲気がありますね。

──仕事の内容について、ニジボックスならではの魅力を挙げるとしたら何でしょうか。

吉川:最大の特色であり、強みでもあるのは、最初にお話ししたように事業として「受託制作」と「事業会社(リクルート)との伴走」の両方を手がけていて、社員として両方を経験できることだと思います。両事業のナレッジを流動させることで、より多くの価値を生み出せる環境があります。

上野:クライアントソリューション部が手がける受託制作では、さまざまな業界の多くのプロダクトに関われるという点が魅力だと思っています。例えば、クライアントが「不動産」業界の企業であれば、案件に関わるメンバーは不動産業界のビジネスモデルから勉強するのですが、これまで関わってこなかった業界の知識を学び、知ることができるという点に魅力を感じる知的好奇心や探究心の旺盛な人にとっては、とても面白い仕事なのではないでしょうか。

 また、基本的に受託制作では、1つの案件が終わると次のまったく新しい案件が始まるため、より多くのプロダクトに関わることができます。良い意味で、1つのプロダクトに縛られ続けることなく「たくさんのプロダクトに愛が注げる」というのも面白い点だと思います。

吉川:逆に、プロダクト推進部の仕事(リクルート案件)では、何万人というユーザーがいる大きなプロダクトにおいて、過去の実績を踏まえながら継続的な改善を行っていくという一連の流れに関わることができます。リクルートと同じ規模で複数のサービスを運営している企業は、そう多くあるわけではありませんので、これもニジボックスならではの魅力だと思います。

上野:「1つのプロダクトをじっくりグロースさせることに取り組みたい」「企画の段階からプロダクト作りに関わりたい」「大規模サービスの改善に関わりたい」「いろんな会社のプロダクトに関わりたい」といった、ITやWeb領域のクリエイターとして「やりたい」と思うことは、おおよそ何らかの形でできる機会があるという点で、珍しい会社だと思います。

吉川:今、何らかの形で制作に関わっていて「本当はこういう仕事がやりたいのだけれど、その機会がない」と思っているような方にとっては、魅力的な職場です。その思いをかなえるための“広い受け皿”を用意してお待ちしています。

──ありがとうございました。

具体的な職務内容はこちら

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提供:株式会社ニジボックス

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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https://productzine.jp/article/detail/1679 2023/03/31 14:00

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