paizaは、東京大学松尾研究室発のスタートアップであるIGSAによる監修のもと、生成AIの中でも大規模言語モデル(LLM)を組み込んだプロダクト開発において、経営者、企画者、プロダクトマネージャー、アプリケーション開発エンジニアが知っておくべきポイントや、意思決定する際の注意点を学べる実践的な講座「生成AI組み込みアプリの企画・開発 基礎編」を、10月21日に無料公開した。

今回公開された「生成AI組み込みアプリの企画・開発 基礎編」は、業務知識とAI知識を融合できる先端IT人材の不足という課題を背景に開発されている。
単なる技術解説に留まらず、プロダクト開発における性能、コスト、安全性の3つの要素をどうバランスさせて、いかに事業成果につなげるかという意思決定力の養成をゴールとしており、「AIのパラダイムシフト」レッスン(全6チャプター)と「LLMを用いたプロダクト開発」レッスン(全13チャプター)の、2レッスン・計19チャプターで構成される。
「AIのパラダイムシフト」レッスンでは、AIの歴史から始まって深層学習がもたらした「特徴抽出の自動化」と、それが直面した「データ準備コスト」「汎用性の欠如」という課題について解説する。さらに、これらの課題を克服した自己教師あり学習とトランスフォーマーアーキテクチャが、いかにしてLLMの誕生につながったかを紐解く。
「LLMを用いたプロダクト開発」レッスンでは、LLMの能力を理解した上で、以下のような実際にプロダクト開発で直面する課題と解決策を具体的に学ぶ。
- 課題整理:性能の壁、コストの壁、安全性・信頼性の壁という3つの課題の掘り下げ
- 設計・運用最適化:RAG(検索拡張生成)やファインチューニングといった、目的に応じて技術を使い分ける戦略の解説
- セキュリティとガバナンス:プロンプトインジェクションや情報漏洩といった特有のリスクへの対策、および継続的な品質管理についての解説
あわせて11月25日19時30分からは、「生成AI組み込みアプリの企画・開発 基礎編」のリリースを記念して、同講座の監修を担当したIGSAと、paizaによる生成AIの技術イベント「AI導入最前線!理想vs現実『RAGの評価と性能向上』〜エンジニア視点で語るリアル活用術〜」をオンライン開催する。参加費は無料で、事前登録が必要。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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