前回解説したように、ユーザーと適切に向き合い、プロダクトとして本来解決すべき課題や仮説が導けたとすれば、あとは作ってリリースするだけと考えてしまうのは早計だ。なぜならユーザーに手にとって使ってもらうまでそれが本当に正しいアプローチであるのかはわからず、プロダクトが成功に向かっているかはその計測の仕方に大きく依存するからである。最終回の本稿では、プロダクトの成果をどのように効果的に計測するかについて解説する。また後半ではプロダクトを成功へと導くことに貢献できたプロダクトマネージャーが、どのようにキャリアを進められるか、その展望をもって締めくくりとしたい。
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及川 卓也(オイカワ タクヤ)
早稲田大学理工学部を卒業後、外資系コンピューターメーカーに就職。営業サポート、ソフトウエア開発、研究開発に従事し、その後、別の外資系企業にてOSの開発に携わる。その後、3社目となる外資系企業にてプロダクトマネージャーとエンジニアリングマネージャーとして勤務後、スタートアップを経て、独立。2019年...
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曽根原 春樹(ソネハラ ハルキ)
シリコンバレーに在住18 年目(執筆時時点)。これまでNASDAQ、NYSE上場の大手BtoB 外資系企業でエンジニア、セールス、コンサルティング、マーケティング、カスタマーサポートとさまざまな役職をこなし、各ポジションで表彰歴あり。サンフランシスコの米系スタートアップでは、180 の国と地域にグローバル展開するBtoCアプリのHead of Product Managemen...
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小城 久美子(コシロ クミコ)
toC向けサービスを提供するWeb系企業に入社し、その後いくつかの企業で新規事業の立ち上げなどにエンジニア、スクラムマスターとして携わる。どう作るかより何を作るかに興味関心が移り、プロダクトオーナー/プロダクトマネージャーに転身。プロダクトマネジメントについてより深めるために、2019年よりTab...
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